先祖代々の蔵をオーディオルームに
2012年 08月 12日
古い蔵を、本宅リフォームの時に、思い切ってオーディオルームに改装。
改装前に相談がありました。
壁の材料、天井の高さ、そのほかいろいろ相談に乗らせて頂きましたが、
一番大変だったのは天井の高さを変更すること。
最初の天井高は床面積に対し低すぎたので変更してもらいました。
全周無垢の木を貼りこんだオーディオルームは大正解でした。

■M県O氏宅のオーディオルームです。
スピーカーは、TANNOYのキングダムとダイヤトーンの2S305。
ダイヤトーンの2S305は、若い頃に買った思い入れのあるスピーカーで、
ずっとここに置いてやりたいとのこと。
この言葉に強く同感、こういう気持ちは大事ですね。
このオーディオルームが出来上がった時のO氏からの第一声は、
こんなにライブで良いの???
はい大丈夫です。全て折り込み済みのこと。
レコード棚、本棚、オーディオラック、スピーカー、応接セット、etc・・・。
すべてを運び込んだら、あら不思議、しっくりと落ちついた音になりました。
このオーディオルームの特に優れた部分、それは低音です。
部屋の寸法比など基本的な事はもちろんですが、
元々は土壁の蔵、というところが最大の美点です。
こんなに大きなスピーカーが鳴っているのに、微動だにしない様な空間。
30cm以上もあろうかと言う土壁は流石です。
遮音効果も抜群です。
いろいろなご意見が聞かれるキングダムが堂々とした音で鳴っています。
低音の収まり方は抜群です。