アヴァンギャルド TRIO に 、 SIT 1。 2012年10月21日(日)
2012年 10月 21日
先日MC30を使用して好結果を得られました。
真空管絡みのアンプ選択になったわけですが、
それなら、FIRST WATT SIT 1 も一度聴いてみたいと言う事になりました。

■早速エレクトリさんから FIRST WATT SIT 1 の試聴機を借りました。
FIRST WATT SIT 1 は、Silicon Carbide Static Induction Transistor
と言う素子を採用したシングルステージ、シングルエンド、
ゼロフィードバックのモノラルアンプ。
新SITはオーディオ信号の増幅用として最高水準の増幅ディバイスだそうです。
そしてその特性カーブは、ハイパワー出力レベルにおいて
300B真空管に酷似していると言う事です。
■色々な曲を試聴してみました。
FIRST WATT SIT 1は、
定格出力10Wのアンプですが、そう言う感じは全く感じられません。
アヴァンギャルド TRIO自体も109dBの能率ですし、
バスホーンはアクティブなので出力に不足は無いです。
良い感じで鳴ってくれました。
アンプによってはホーン臭さが気になる場合もあるのですが
FIRST WATT SIT 1 はそう言う感じがないです。
遠方(淡路島)から来店されたお客様が、TRIOを聴いて感心されたみたいです。
『アヴァンギャルドで普通の音を聴いたのは初めてです。
普通に良い音で鳴るんですねえ。』
この言葉を聞いて、いかにアヴァンギャルドに対して誤解している人が多いか
考えさせられてしまいました。
やはり原体験が有っての音創りであって、
原体験が無ければ良い音創りなど出来る訳が無い、
そう言う話をそのお客様としていた次第です。

■これがFIRST WATT SIT 1です。
なかなか良い音がするアンプです。
★今日ご来店になったもう一方のお客様とスピーカーについてのお話になりました。
このスピーカーのクロスはどのくらいなの?
僕 ⇒ 100Hz台でクロスしています。
あまりそういうスピーカーは無いですよねえ。
たいていのスピーカーは500Hz以上でクロスしていますね。
それには何か理由が有るのではないですか?
僕 ⇒ それは物理的に置けないとか色々な問題が有りますね。
それにパッシブで100Hz台でクロスしようとすると、
とてつもないローパス用コイルが要る事になります。
そのコイルを延ばしてみたとしたら、部屋の中を一周するぐらいでは
済まない長さの電線になってしまいます。
そうなると直流抵抗が無視できなくなりますね。
だからJBLの4350等はマルチアンプ駆動が前提になっているんだと思います。
この様な色々な意味で現実論として500Hz以上でクロスする
スピーカーが多いのではないでしょうか。
その他にも色々と理由は有ると思いますよ。
この様な話の中で、
世の中に有る大型オールホーンスピーカーの音質についての話しも出てきました。
音のつながりの悪いホーンシステムが多いと言う話が話題に上りました。
実際に僕も同じ様な体験をしてきています。
なかなかオールホーンで良い音が出ている場面に遭遇しません。
だから誤解が誤解を招く様な事になってしまうのではないでしょうか。
オールホーンスピーカーはバランス良く鳴らすのが難しいと言うのは間違いないですが、
僕が思うに、このアヴァンギャルドは、パルプ系のウーファーとパルプ系の振動板を持つ
中低域と中高域で構成されているところが重要な部分になるのではないかと思います。
このTRIOはツイーターを除き、同系統の材質の振動板で出来ているので、
つながりが自然になるのだろうと感じています。