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日頃の体験のメモです。


by sound-pit
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サブウーファーについて考える。 2012年11月8日(木)

アヴァンギャルド Trio Classico+バスホーンG2 
を展示してから色々な実験をしていますが、
低音とは?という事を改めて考えさせられました。
サブウーファーについて考える。 2012年11月8日(木)_b0262449_20465394.jpg

■思えば、今までにもサブウーファー付ハイブリッド型スピーカー的システムを
色々聴いてきましたが、なかなか良い音を聴いた経験は少ない。

言ってみれば『取って付けた』様な音がしてイマイチ
という製品が多かったような気がします。

中高音の音質に追いついていない様な低音、
そんな感じのシステムが多かったような気がします。

その点、バスホーンG2はその様な感じがしない。

Trio Classicoとの組み合わせにしてもTROUBADOUR 80との組み合わせにしても、
『取って付けた様な低音』がしないのである。

それは、専用設計のアンプを搭載している
フロントホーン型ウーファーのなせる技なのだろうと思う。

どう表現したら良いのだろう・・・、
Trio Classico や、TROUBADOUR 80、の音色に自然についてくる低音、
という言い方が正しいのか。

いわゆる『低音』ではない・・・、空気の動きを再現する様な低音が出るのです。

Trio Classico や、TROUBADOUR 80、が再現する
抜けの良い、屈託のない音を下支えする様な低音がするのです。

もはや低音の存在感はそこには有りません。
バスホーンG2が鳴っている事が判らない。
でもしっかりと低音が出ているのです。

TROUBADOUR 80とバスホーンG2の組み合せは、
スピーカーの存在が全く判らない。
立体感が有り、壁の向こうからも音が出てくるような気さえしてしまいます。

低音は『低音』であってはならない、言ってみれば黒子のような存在が正しい。
それが本当に良い低音の姿だと僕は思いました。

※ハイブリッド型とは、発音構造的に低音不足が否めないスピーカーで
多用された方法ですが、パッシブ式のコーン型ウーファーを低音用として
足した様なスピーカーの事です。
by sound-pit | 2012-11-08 21:00 | 思うこと