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日頃の体験のメモです。


by sound-pit
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N市S氏宅オーディオルーム 2012年12月11日(火)

先日S氏宅へオーディオラックを配達してきました。

オーディオ機器全ての配置換え、配線、セットアップをしてきました。
N市S氏宅オーディオルーム 2012年12月11日(火)_b0262449_236524.jpg

■お使いになっているスピーカーはバイタボックスのCN191とロジャースです。

このスピーカーはマンションにお住まいのころ買って頂いた製品です。
忘れもしない、その時は6畳ほどのお部屋に納品させていただきました。

その後ご自宅を建てられてこの部屋に設置した訳ですが、
もう既に導入から10年以上経過しております。

※白い漆喰の壁を利用してオペラも鑑賞できるようになっています。
N市S氏宅オーディオルーム 2012年12月11日(火)_b0262449_2361745.jpg

■横2列縦4段のオーディオラックから横3列縦3段のオーディオラックに変更。

ラックの背丈が低くなり、お部屋の圧迫感がかなり軽減されました。
加えて音の見通しの良さが改善され、高域の伸びが良くなりました。
全体的に音のバランスが改善され、音の広がりも出てきました。

家具の配置等を色々と変更し、吸音材となる調度品などの配置も色々試行錯誤し、
カーテン等の素材も吟味し、現在ではかなり理想に近い音の出方になったと思います。

CN191と一生付き合う覚悟で購入され、
自宅の建設段階も含み10年以上の歳月を掛けて理想の音を追い求めていく、
この姿勢は音を追求するという行為において非常に大切な事だと僕は思う。

最近はなんでもすぐに結果を求めすぎる傾向にある。
オーディオと言うものは、そんなに簡単に理想のサウンドが出るものではない。
頭で考えているように簡単に良い音が出るなら誰も苦労しない。
雑誌の評価が高いものを並べれば良い音が出るというものでもない。

オーディオ製品にも血が通っている。
本当の意味で愛情を注ぎ、真面目に付き合ってやれば、
何時かはこちらを向いてくれるものです。
何時かは期待に応えてくれるのです。

そういうことをこのCN191は教えてくれているのだと思う。

もっと真摯に物事と取り組むべきではないだろうか。
現代の人間はそういう心を忘れているのではないか。
改めてそういうことを考えさせられてしまいました。
N市S氏宅オーディオルーム 2012年12月11日(火)_b0262449_2363895.jpg

■CN191です。非常に綺麗な木目が出ています。

この様なトラ目模様と言うか美しい仕上げのCN191は滅多にお目に掛かれません。

音も、木目も、一品物と言うか、2度とめぐり合えないのがオーディオです。
同じ型番なら何を買っても同じ音と思うのは大きな間違いです。
by sound-pit | 2012-12-12 00:01 | オーディオルーム