DECCA カートリッジ SC4E 入荷。
2013年 08月 09日
全体のメンテナンスも終了しましたので、試聴してみました。
久しぶりに聴きましたが、やっぱりDECCAの音ですね。
なんと言うか、こってりした感じの音ではなく、上品な音が出ています。

■試聴した時のプレイヤーは、ガラード301です。取り付けたアームは、SMEの3012R。

■試聴で聴いてみたレコードは、もちろんロンドンレーベルです。
再生音の印象は、軽やかで、爽やかで、
なんとも言えない品の良い音場が展開されます。
そう言えば、DECCAは、MK1,MK2,MK5シリーズなど、
市場で良く見かけますが、この型はあまり見かけません。

■この写真は、再起不能になった、別のC4Eの内部構造です。
このカートリッジは、バリレラ型と言われておりますが、
水平方向と垂直方向を違う発電機構で発電し、特殊なコイルの結線をする事により
ステレオ出力にしています。
写真の様に、3個のコイルを使用しています。
MI型に属するカートリッジになると思いますが、プリアンプのMM入力に接続します。
この構造だからこそ、DECCA独特の音が得られるのではないでしょうか。

■試聴したスピーカーは、TANNOYのレクタンギュラーGRFです。
アンプこそマッキントッシュですが、カートリッジ、プレイヤー、スピーカーと言う感じで、
入口と出口はイギリス製です。
ここに、QUADの2と22が有れば、ブリティッシュサウンドの完成ですね。
※この組み合わせで試聴していたら、カートリッジは速攻で売れてしまいました。