ALTEC604C 励磁型 マウントしました。 只今試聴中。
2013年 08月 21日
新品の箱、ほぼ新品状態のコーン紙、等の事も有って、
まだまだ鳴らし込みが要りそうです。

■ALTEC604C 励磁型をマウントしました。
グリーンのハンマートーンは、実に色合いが良いですね。

■フレームを見ると、製造年月が判ります。
1956年7月製である、と言う事が判ります。
もうすぐ製造から60年になる、と言う製品ですが、綺麗なものです。

■バッフル板を取付けました。
内部の配線もして、これで音が出る様になりました。

■ネットを取付けました。
なんとなくJENSENのキャビネットみたいですが、なかなか良いです。

■この角度から見ると、今作ったような箱には見えません。
手前味噌になりますが、
あまりにも古臭い、と言う感じも無く、今風過ぎる、と言う事も無く、良い感じです。

■プリアンプは、完全メンテナンスをしたC8/C8Sのセットで鳴らしてみました。
『このプリアンプは、1950年代半ばの製品です。
レコードコンペンセーターというイコライザー調整機能が付いており、
ターンオーバーやロールオフをスライドスイッチで切替できます。
このスイッチの設定でRIAA、LONDON、などなど、
ほとんどの再生カーブを得る事が出来ます。
このプリは、その機能に重点を置いてメンテしました』
せっかくなので、時代を合わせた機器を使用してみましたが、
さてさて、肝心の出音はどうかと言うと・・・
う~ん、良い音は出ていますが、まだまだ時間が掛かりそうです。
箱も新品、コーン紙もほぼ新品、しかもフイックスドエッジ、
当分鳴らし込まないと十分な低音が出てきそうにないです。
曲によっては、これで問題無い、励磁型ならではの抜けの良い音も出ている、
と言う音で聴けますが、場合によっては低音が足らない感じで聴こえてきます。
しかし、ここで無理に低音を出そうとすると、全体のバランスが崩れてしまいます。
ここで、先の見通しが出来ないと、進む道を誤るのです。
当店の2階の試聴室にも、同じユニットのシステムが有ります。
そのスピーカーも同じで、最初は低音が出てきませんでした。
しかし、今は良い低音が出てきています。
オーディオは生き物ですね。