ベルリンフィル・デジタル・コンサート・ホールを聴いていました。
2013年 10月 12日
ライブが終わり、お店に戻ったところで、
ベルリンフィルのデジタル・コンサート・ホールをご一緒に鑑賞してみました。
音出しに使用したスピーカーは、オーシャンウエイのAS-1。
DAコンバーターは、WEISSのMEDEA+OP-1BPです。

■この写真は、お店でスクリーンに映っている映像を撮ったものです。
面白いですね。実際のコンサートを撮った様に見えています。
2013年10月4日 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ラインハルト・ゲーベル指揮
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト「ノットゥルノ KV286」の一場面です。
なんとも言えない場の雰囲気と言うか、
空気感まで再生されて、良い感じで 『音楽』 を聴く事が出来ました。
低音楽器に支えられ、ホールの余韻と共に、
渾然一体となったハーモニーは、とても心地よい。
聴く者の心を安らぎへと誘います。
パッケージソフトでは、なかなか味わえない雰囲気を聴く事が出来ます。
しかし、ぜいたくな事ですね。
現場で聴いたらどんなに良いだろうかと思いますが、
10月4日のベルリンフィルの演奏が、今ここで聴けるのです。
素晴らしい時代になりました。

■ステージの左の袖で、立ったまま演奏している方たちが見えます。
僕はまだまだ詳しくはないので、
こういう演奏形式をどう表現して良いのか判りませんが、なかなか面白いですね。
詳しいお客様に聞いてみたら、
「ノットゥルノ KV286」と言うのは、4つのちいさなオーケストラの為の夜想曲で、
この場面では、第一オーケストラがメインで演奏して
第2オーケストラが下手の袖で演奏している、と言う形になっている。
舞台裏で演奏している様な音を演出しているのでしょう。
と言う事なのだそうです。
■僕が思うこと。
『渾然一体となった音』と言うのは、
音が団子状態になっているとか、ごちゃ混ぜになっている、と言う事とは全然違います。
上手く表現できませんが、
如何に良いハーモニーで演奏を鑑賞できるか、と言う事なのです。
オーディオマニアは、音をバラバラにしたがる、と言った人が居るそうです。
分離が良い音、と言う音を聴いてみると、
確かに楽器がバラバラに聞こえる様な場合が多いです。
ハーモニーと言うか、音の綾を聴き取れるようにしたいと言うか、
うまくいえませんが、そう言う音を僕は出したい。
■おまけです。
僕は、ポピュラー、ロック、ジャズ、クラシック、と言う順番に音楽を聴いてきました。
クラシック音楽については、まだまだ勉強が足りません。
でも、音楽のこころは理解しているつもりです。
つまるところ、聴いていて、ひきつけられる 『なにか』 が無いと音楽ではない、
と言うのは、どんな音楽でも一緒の様です。