REVOX/B710 ・ TEAC/C1MKⅡ ・ ナカミチ/RX505 修理完了。
2013年 10月 28日
当時憧れだったカセットデッキ3台が、ようやく修理完了しました。

■上から、ナカミチのRX505、REVOXのB710、TEACのC-1mkⅡ、です。
●ナカミチのRX505。 ⇒ お客様からの依頼で修理しました。
テープが前に出てきて、くるっと向きを変えて、リバース再生をすると言うデッキです。
その動きを見ているだけで楽しいカセットデッキです。
このカセットデッキは、全く再生できない状態にありました。
メカ全体をオーバーホールし、今は完全に動く様になりました。
●REVOXのB710。 ⇒ お客様からの依頼で修理しました。
このデッキは、質実剛健をそのまま具現化した様なカセットデッキです。
その造りの通り、どっしりとした音が出てきます。
まるでオープンデッキの音を聴いている様な再生音です。
少し荒削りな部分は有るものの、カセットとは思えない音がします。
このデッキは、聞くに堪えないワウフラッターが出ていました。
樹脂製のパーツを交換して、細部を調整して、完全に動く様になりました。
●TEACのC-1mkⅡ。 ⇒ お客様からの引き取り品です。
これでもか、と言う造りのカセットデッキです。
録音回路基板、再生回路基板、全て左右独立基板になっています。
もちろんコントロール基盤なども独立しています。
凄く安定した再生音が印象的です。
REVOXとは違った、滑らかで高帯域な音は、これはこれで凄く良いです。
このデッキは、全く動作せず、でした。
樹脂製のパーツを交換し、コントロール回路を修理して、
録再調整をして完成しました。
■全てのデッキの修理は、僕が信頼している、S氏に全てお願いしました。
ただ単に機械的に修理をするだけで無く、
愛情のこもった修理をしてくれるところは流石です。
製品に対する愛情、オーディオ機器に対する情熱、
ただ、直った、と言う修理とは、全然違います。
しかし、この時代のオーディオメーカーは、実に逞しい。
モノに対する情熱も凄かったと思います。
なんとしてでも修理をして、蘇らせてやりたい、
そう思えてくるモノ作りがしてあります。