Thorens Reference メンテナンス完了しました。
2013年 11月 03日

■トーンアーム3本を取付けました。
アーム1. EMT EMT929。 カートリッジはTSD15。
アーム2. グラハムエンジニア ファントムⅡ。カートリッジはA&M。
アーム3. SME 3010R。 カートリッジはSPU-GTE。
アームベースは、全部新品で作り直し、新たに穴を開けて取付けしました。
予備のアームベースも、各2枚づつ作りましたので、
今後ほかのアームに交換したい時も、すぐに対応できます。
色々な取り付けねじも、すべて金メッキで特注しましたが
やはりピカピカのねじの頭は気持ちいいです。
壮観な眺めですねえ、アームを取付けて完成した姿は、流石にオーラが違います。

■3本のアームの音出しをしてみました。
それぞれに音は違いますが、その安定感は、やはり Reference ならではです。
当たり前の話ですが、このプレイヤーでなければ出せない音、と言うものを感じます。
EMTやガラード、マイクロの弩級プレイヤー、などなど
それぞれ皆良い音がしていて、最終的には好みで判断するところなのですが、
この音の静かさはと凄味は、やっぱり Reference と名乗るだけの事は有ります。

■この角度から見る Reference が、いちばん Reference らしいでしょうか。

■ストロボは、ぴったりと合っています。

■EMT929とTSD15の組合わせ。
意外なほどSPU寄りの音で鳴ってくれました。
このアームに、電動アームリフターを取付けました。
電動アームリフターは、本当は奥のグラハム・ファントムⅡに取り付けたかったのですが、
色々と制約が多くて取付けが難しく、このアームに取付けする事にしました。
思えば、他の2本のアームはリフターが有るので、このアームに取付けて正解でした。

■グラハムエンジニア・ファントムⅡとA&Mの組合せ。
今風と言うのか、ワイドレンジで、すごくハイエンドな音、と言う感じで気持ちが良い。

■SME3010RとSPUの組み合わせ。
落ち着いた音色、温かみの有る音、
特にワイドレンジと言うわけでもないのですが、やはり定番的な鳴り方です。
さてさて、これでようやく Thorens Reference のメンテが完成しました。
あとは細部の微調整をして終了です。
この後には、EMT927のメンテが待っています。
休む暇が無いですねえ。