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日頃の体験のメモです。


by sound-pit
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アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。

アコースティカル・システムズのアーム、AXIOM と 、
ジャン・アラーツのカートリッジ、MC1 Boron・MC2 Finish を、
輸入商社であるノア&アークの営業の方が、お店に持ってきてくれました。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_2048751.jpg

■アコースティカル・システムズ/AXIOM は、この様にアタッシュケースに入っています。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_20481456.jpg

■上半分のウレタンを取ったところです。

アーム本体からケーブルが直に出されていて、
その先にコネクターボックスが付いています。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_20481940.jpg

■小さなアルミケースを開けました。  工具とアームのパーツが入っています。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_20482646.jpg

■小さなアルミケースの中です。

1・左上は、アーム取付け用のスペーサーみたいなもの。
  アームベースにアームを取付ける場合、大まかな高さ調整はこのパーツを使用します。

2・右上は、メインウエイトになるパーツです。

3・左下は、カートリッジの重量に合わせて取付けるウエイトです。
  このウエイトがメインウエイトになるのか良く分りませんが、
  ステンレスやアルミなど、比重の違う金属のシャフトを取付ける事によって
  カートリッジの重量に合わせます。
  4種類の素材や長さの違ったシャフトが用意されています。

4・右下は、ラテラルバランス調整用ウエイトの様です。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_2048375.jpg

■アームケーブルのコネクターボックスです。

アンバランス(RCA)、バランス、どちらでも接続できる様になっています。
これは良い考えではないでしょうか。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_20484367.jpg

■ふたつ上の写真の、右上(2)のスペーサーです。

アームを取り付ける時に、このスペーサーで大まかな高さを合わせます。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_20484911.jpg

■各パーツを取付けてみた状態のアーム。

一番上のローレット加工してあるつまみが、アームの高さ調整用です。
このつまみでアームの高さの微調整をします。

写真手前に見える穴の開いた部分に、
調整用ドライバーを挿し込んで針圧調整をするそうです。

ですからこのアームは、ダイナミックバランス型トーンアーム、と言う事になります。

一番後ろの、2個のウエイトが付いている部分が左右にスライドできますので
このウエイトで、ラテラルバランスの調整が出来るのではないかと思います。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_20485446.jpg

■メインウエイトの下に、シャフトが通してあります。

このシャフトを交換する事により、カートリッジの重量とあわせます。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_2049064.jpg

■シェルを取付ける部分です。非常に精巧な作りが素晴らしい。

細かい調整が可能な構造になっています。

このアームとは別に、ストレートアームの様な構造のアームも有る様です。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_2049656.jpg

■アコースティカル・システムズ のシェルに、
ジャン・アラーツのカートリッジ、MC1 Boron・MC2 Finish が取り付けられていました。

シェルは、24金メッキとロジュームメッキの、2種類が用意されています。

3本のねじで、カートリッジの傾きやアオリを微調整出来るそうです。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_2049122.jpg

■左のカートリッジが、ジャン・アラーツ のMC2 Finish、巻き線も純金だそうです。
右のカートリッジが、ジャン・アラーツ のMC1 Boron、こちらの巻線は純銅です。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_20491853.jpg

■さかさまになってしまいますが、ジャン・アラーツのマーク ロゴです。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_20492890.jpg

■違う角度から写真を撮りました。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_20493297.jpg

■ロジュームメッキであることが示されています。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_20493893.jpg

■金メッキバージョンであることが示されています。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_20494387.jpg

■アコースティカル・システムズ のシェルのネーミングです。
アコースティカル・システムズ と ジャン・アラーツ の製品を拝見。_b0262449_20495096.jpg

■針先は、ソリッドボロンの先端に接着されている事が分ります。



今回の製品は、トーンアームもカートリッジも、完全な手作り品と言う感じです。
製品を触っていると、その手作り感がどっしりと伝わってきます。

最近は、何でも軽薄短小で、
動けば良い、用が足せれば良い、と言うものばかりになってきました。

車も然り、テレビも然り、食べる物も然り、
単なる移動手段、テレビが見れれば良い、腹が満たされれば良い
と言う物が溢れています。

繊細な感覚を持ち合わせていた日本人の良さって、どこへ行ったのでしょうか。

久しぶりに、今回の様な職人技が光る製品を見ると、人間ってすごい、と思います。

せめてこのオーディオの趣味だけは、
こういうものの良さと言うか、味わいの判る人が育ってほしいものです。
by sound-pit | 2013-11-23 21:50 | 楽しい製品入荷