ガラード301 メンテナンス完了。
2013年 12月 30日
長期間使用していなかったので、
機構部が固着していたり、樹脂パーツが変質していたりして、
結局はフルコースのメンテナンスになってしまいました。

トーンアームは、RF297、
オルトフォンのAシェル専用のトーンアームです。
キャビネットは、
当時僕がいろいろ試行錯誤して、材質を吟味して製作したもの。
いやあ、懐かしいですねえ。
今聴いてみても、落ち着いた音のするキャビネットです。
オーナーのMさんは、
おそらく10年以上ご無沙汰のお客様です。
最近お店に遊びに来てくれないなあ、
どうしていらっしゃるんだろう、と思っていたのですが、
オーディオを再スタートするのでメンテしてほしいと言う事で、
久しぶりにご来店されました。
Mさんのお話によると、
子供の事なども有り、なかなか音楽を聴いている余裕がなかった、
しかし、ようやく音楽を聴く時間が取れるようになった言う事。
ひょっとすると、もうオーディオから足を洗ったのかなあ、なんて
勝手に考えていましたが、そうではなかったと言う事です。
うれしいですねえ。
このプレイヤーは、29日にお客様へお渡ししました。

どちらもメンテしなければならないのですが、
じっくりと腰を据える時間が取れないとメンテできません。
慌ててやると、見事に音に反映してきます。
お客様には申し訳ないのですが、来年に持ち越しです。
このプレイヤーが店頭に鎮座していると
ほかのプレイヤーがえらく小さく見えてしまいます。
重くて大きいのでメンテも大変です。
来年早々からじっくりと手掛けていこうと思っています。