G市のHさん宅訪問。
2013年 12月 30日
G市のHさん宅を訪問して、年内の仕事は終了です。
■スピーカーはTANNOYのウエストミンスターROYAL。
ピアノやソプラノの声で音がひずむ、
と言う事で依頼を受けていましたが、
せっかくの正月に聴けないのではいけない、
と言う事でお伺いしました。
しかし、何を聴いても全く症状出ず。
まあ、修理というものはそう言うものでありまして、
お医者さんを目の前にすると治ってしまう、
という患者のようなものなのです。
なので、しばらくの間色々なCDを聴きながら
時間を過ごすことにしました。
Hさん宅のシステムは、EMTのCDプレイヤーと、
マッキントッシュのプリアンプC22Rと、
845シングルのメインアンプ、
という組み合わせなのですが
その中にPCオーディオも組み込まれています。
なんと言ったら良いのか、
Hさん宅で鳴ってるウエストミンスターROYALは
『ちょうどよい塩梅』の音がしています。
剛腕なアンプで駆動されている様な、如何にもすごい、
というような音がしているわけでもない、
かと言って、
根性の無いアンプで駆動されているような
生気の無い澱んだような音でもない、
『ちょうどよい塩梅』
という表現がピッタリ、という感じで鳴っています。
C22Rの温和な音と、
845シングルのスカッとした音が相まって、
『ちょうどよい塩梅』になっているのでしょう。
オーディオというものは面白いですね。
10人十色といいますが、皆求めているものが違います。
『音は人なり』
Hさん宅の音は、Hさんの音になっている、
としか言い様が無いです。
僕は少し手を貸しているだけなんです。
あ、そうそう、肝心の修理の事はというと、
ついに最後まで症状出ず。
また症状が出たら出直し、ということになりました。