タンノイ・オートグラフに、モニターRED・15インチを取り付けました。
2014年 01月 21日
お客様の要望で、モニターREDのユニットを取り付けてみました。
当店の極上モニターRED、最後の在庫です。
今となってはもう手に入らないだろうと思えるぐらいの
コンディションのユニットです。

ユニットの写真を撮っておこうと思っていたのですが、
作業に集中していたので忘れてしまいました。
取り付けたモニターREDは、俗にいう飴色キャップのユニットです。
CDはもちろん、アナログでも鳴らしてみました。
モニターGOLDからモニターREDに入れ替えたのですが、
やはりやや低音の伸びが出てきません。
この感じは今までの経験通りで、例外と言う事は有りませんでした。
その代り、中高域の艶っぽさは良い感じです。
裾野の音の広がりをとるか、高域の魅力をとるか、
正直なところ選択はむつかしいです。
穏やかな音とややけわしい音、同じタンノイでも随分違うものです。
※店頭のオートグラフのキャビは、モニターGOLD時代のキャビネットを分解して、
内部の構造や材質を忠実に再現したものだそうです。

上の赤いジャケットは、
NBCオーケストラ、トスカニーニ指揮、ドボルザーク 新世界。
下の左は、デッカの廉価盤、エクリプスシリーズ、
カンポーリVn、サンサーンス・バイオリン協奏曲 & チゴイネルワイゼン他。
下の右は、シカゴ響、ライナー指揮、シュトラウス2世ワルツ集。
NBCオーケストラの新世界は、ややきついと感じるかもしれない、
カンポーリのレコードは、かきむしられる様な緊張感が有って良いかも、
シカゴ響のワルツ集は、もう少しゆったり感が有った方が良いかも・・・・。
モニターRED、モニターGOLD、それぞれの良さがあります。
この音を聴いていただいて、ゴーサインが出るかどうか、
楽しみです。
※NBCオーケストラ、トスカニーニ指揮、ドボルザーク 新世界。
このレコードは、僕の父が聴いていたレコードですが、かなりすごい演奏です。
大人になって聴いてみて、改めてびっくりしたレコードの1枚です。
盤質が悪いというか、保管状態が悪かったので
ジャリジャリでバチバチのノイズが出ていますが
そんなものは関係ない、と思えるぐらいの演奏だと思っています。