デュプレのCDについて・その2
2014年 01月 27日

■これで、同じタイトルのCDが4セットになってしまいました。
一番左が、十数年前、渡米した時に買ったデュプレのチェロ協奏曲集CD。
その右が今回入荷したデュプレのチェロ協奏曲集CDですが、USA盤でした。
その次が、W.-GERMANY製。
一番右が、MADE IN AUSTRALIA製。
先回の様に、お客様と一緒に聴き比べをしてみましたが、
今回届いたUSA盤は、やはりUSA盤らしい音がしていました。
色々聴き進んで行くうちに感じた事は、W.-GERMANY製の音は
おさえが効いていると言うか、音の流れが綺麗につながる感じがします。
それと比較してUSA盤はとにかく威勢が良いと言うか、
ダイナミックな鳴り方をします。
トゥッティーの部分では、
これ以上になると破綻してしまうのではないか、と思うぐらいです。
そう言う部分の音の出方は、意見が別れるところです。
この鳴り方で、アメリカ盤は好きではない、と言う意見が出るのかもしれません。
※僕も含め店内に居た4人のうち、
1人がW.-GERMANY製の方が良い、
3人がUSA盤の方が良い、と言う具合に意見が別れました。

■左が古いUSA盤、右が今回のUSA盤、良く見ると少し違います。
どちらの音が良いかと言うと、左の盤です。
これは4人とも同じ意見でした。
結局、初期盤と言うか、初期に近いプレスの方が良い、と言う事なのでしょうか。
であるなら、これはアナログレコードと同じですね。
アナログレコードで、マトリックス番号を云々すると言う世界と、なんら変わりはないです。
そして、やっぱり入っていない音は出てこない、と言う結論に達します。
オーディオを追及するなら、良い録音のソフトを買い集める、と言う事が不可欠です。
考えてみれば当たり前の事なのですが・・・・・。