スピーカーについて思う事。
2014年 03月 09日
色々なスピーカーを聴いてきて、考えさせられてしまう事があります。






■上記6機種はすべてバックロードホーン型スピーカーです。
上から、
TANNOYの オートグラフ
TANNOYの GRF
TANNOYの レクタンギュラーGRF
JENSENの G610インペリアル BOX
JBLの C34ハークネス
JBLの 4520ダブルウーファーバックロードホーン
です。
この6機種は、大変良い雰囲気で音楽を聴かせてくれます。
オートグラフやGRFなどで聴くオケは、
これ以上の場の雰囲気を出せるスピーカーが有るのだろうか、
と思えるような音で鳴ってくれます。
JBLのC34や4520は、ライブハウスで聴く音楽そのもの
と言う様な場の雰囲気を再生してくれます。


■この2機種はクリプッシュホーンタイプのフロントホーン型スピーカーです。
上が、JBL ハーツフィールド
下が、エレクトロボイス ザ・パトリシアン
このスピーカーも上記6機種のスピーカー同様、素晴らしい場の雰囲気を再現します。
では、最新のスピーカーではどうでしょうか。

■Voxativ Ampeggio Signature
このスピーカーは、バックロードホーン型になります。
音離れの良さ、静寂感、とにかくびっくりするような音が出るスピーカーです。
音を聴いてみて度肝を抜かれた方も多いことでしょう。

■German Physiks unicorn custom
このスピーカーはフロントホーン型と言うべきでしょうか。
音の発生方法から考えてみると、バックロードホーン型と言った方が正しいのかもしれません。
このスピーカーも、音離れの良さ、スピーカーの存在感が無い、と言う部分で驚かれた方も多いと思います。
■以上、新旧10機種のスピーカーを紹介させれて頂きましたが、全部に共通する点は、ホーン型、吸音材が無い、と言うことになります。
もちろん、ホーン型、吸音材が無い、と言う事が全てではないと思っていますが、どのスピーカーも後世に名を残すスピーカーである、と言う事は確かでしょう。
何が言いたいのか、自分でも良くわからなくなってしまいましたが、
結局スピーカーに限らず色々な製品が原点回帰している様な気がしてならない。
バックロードホーン、イコール、一拍遅れの低音、ボーボーの音、
と言われた時代も有りましたが、やはりユニットをより効率的に鳴らす理にかなった方法である、良いものは良い、と言う事なのでしょう。
音がそれを物語っています。
原点回帰と言えば、ユニットの構成も然りです。
最近は2WAY、もしくは、3WAY、の構成が多い、
しかも、2WAY+スーパーウーファー、2WAY+スーパーツイーター、
と言う、限りなく2WAYに近い3WAY構成が増えている。
ボクサティブやユニコーンに至っては、フルレンジ一発です。