BRODMANN ACOUSTICS 試聴機を聴きました。
2014年 03月 17日

■BRODMANN ACOUSTICS VC7。
かつてベーゼンドルファーの名を冠して話題を呼んだスピーカーですが、ヤマハがベーゼンドルファーを買収した後、このスピーカー部門と言うかオーディオ部門は閉鎖されてしまいました。
その後BRODMANN ACOUSTICS社に移って製造は続けられていると言う事は知っていましたが、この度フューレンコーディネートが取り扱いを開始し、日本に再上陸致しました。
このスピーカーは、僕が好きなスピーカーの一つなのですが、非常にデリケートなスピーカーで、セッティングが難しい。
が故に、評価が分かれるスピーカーでしたが、きっちりセッティングすると、ロックだろうが何だろうが、どんな音楽も鳴ってしまうと言う非常に優れたスピーカーです。

■さっそく店頭で試聴してみました。
やはり、ポン置きでは鳴ってくれない、という気難しさは健在でした(笑)。
セッティングを詰めていくと、どんどん音が変化していくというところもそのままです。
自分の腕を試されているような、しかしひとたび鳴るようになればこんな魅力的な鳴り方をするスピーカーにはなかなか巡り会えない。
やっぱり僕はこのスピーカーが好きです。

■キャビネット仕上げの見本です。
今回試聴した製品の仕上げは左側の仕上げになりますが、もちろんピアノブラック仕上げも用意されています。
今回は試聴機を聴かせて頂きましたが、近いうちに常設展示する事になりそうです。
その時は、今回の試聴機と同じ仕上げを展示することになるでしょう。
価格も、ベーゼンドルファー時代から比べてみても1割程度の上昇にとどまっている、というところが嬉しいです。
仕様:
Frequency Range: 25 - 27,000 Hz ±3 dB
Transitional frequencies:
Acoustic Active 130Hz -4.5 dB/oct
Electrical 1.6 kHz - 5.7 dB/oct
Operational output: 1.1 Watt for 91 dB/m
Nominal Load: 180 Watt
Music Load: 360 Watt
Nominal Impedance: 4 Ohm
Dimensions (H x W x D): 1330 x 195 x 403 mm
Weight: 36.5 kg
※BRODMANN ACOUSTICS社のホームページから転記。