ALTEC A7-500-8 入荷しました。
2014年 11月 22日

■ALTEC A7-500-8 です。
なんだかんだと言いながら、気持ちの良い鳴り方は、やはり ALTEC A7 です。

■ドライバーは 902-8B/8Ω。 振動板はアルミです。
タンジェリン・フェーズプラグ採用で、ボイスコイルはアルミリボンエッジワイズ巻。
聴感上でも、かなり広帯域なドライバーと言う事が分かります。

■ホーンは、おなじみの511Bです。
その昔は、このホーンにタールを塗ったり、ブチルゴムを貼ったり、ずいぶんと無駄な抵抗をしていたものです。
このホーンは、そのままの姿でちゃんと良い音が出ます。
鳴る鳴らないは鳴らし手の腕次第です。

■キャビネットは 828G です。
全体の構成は、ウーファーが416-8C、ドライバーが902-8B、ホーンが511B、ネットワークがN1285-8A、そしてキャビネットが828G、です。
もちろんエレクトリ正規取り扱い品です。
1980年代中頃のA7である、と言う事になりますが、当時の製品を思い起こすと、A7-500-8E から A7-500-8G の時代と言う事になるのでしょうか。
とかくこの手のスピーカーは、古いほど良い、古いほど高価、と言う評価になっておりますが、その様な事に固執しなければ、このシステムも十分に有りな音ではないだろうか、そんなふうに感じます。
ネットワークのN1285-8Aは、クロスオーバーを 500/800/1200Hzに切替できる様になっておりますが、現在はクロスオーバー500Hzの設定で鳴らしています。
このクロスオーバー周波数を切り替える事によって、ウーファー/ドライバーの受け持ち帯域を変更する事が出来る訳ですが、紙のスピーカーであるウーファーにどこまでの帯域を持たせるか、アルミ振動板のドライバーにどこまでの帯域を持たせるか、この変更によって、ずいぶん音の雰囲気が変わります。
使い方によって、大変面白いスピーカーになるのではないでしょうか。