SCOT TYPE399ステレオレシーバー オーバーホール完了。
2015年 01月 01日
サウンドピットは、お客様のご要望に応じ今年も楽しいイベントを企画していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
さてさて、1月1日 元旦早々ですが、ビンテージ製品、スコットのレシーバー『Type399』のブログを掲載致します。

■HH SCOTT Type399。
このアンプが入荷した時、とりあえず音を出してみたのですが、あまり良い音が出てきませんでした。
しかし、デザインが面白いので、お店の飾りにしようと思ってそのままにしておいたのですが、そのまま飾りにしておいても仕方が無いので、今回オーバーホールをしてみたわけです。
そして音を出した瞬間に、ビックリ!
正直を申しまして、このアンプをちょっと見縊っていました。
品が良くてしなやかで、すばらしい音がします。

■『HH SCOTT Type399』 はAMチューナーとFMチューナーを搭載していますが、そのチューナー部分も修理して、日本のバンドに合う様にしました。
チューニング・アイも、綺麗に光って美しいです。
このアンプのセレクターをAM・FMのところにすると、左チャンネルからAM,右チャンネルからFM、の放送を聴くことができます。
あまり意味の無い事なのですが、なかなか面白いですね。

■『HH SCOTT Type399』 で ALTECのA7を鳴らしてみました。
A7でクラシック音楽を聴いてみると、これがなかなか良いんです。
弦楽器の音に色気を感じます。
中低域にも粘りを感じます。
ALTECのA7で、こんなにしなやかで品の良い音が聴けるアンプはなかなか無いでしょう。

■型式 『Type 399 STEREO AM-FM』 の表示です。
フロントパネルの色が良いです。

■『HH SCOTT Stereomaster』 の文字とロゴマークです。

■出力管は、おなじみの 6BQ5。
されど侮るなかれ、感心するしかない音色を聴くことができます。

■シリアルナンバーは 『84897』。
それがどうした、と言うわけではないのですが、綺麗にシールも残っています。

■『HH SCOTT Type399』 と 『ALTEC A7』。
この組み合わせは絶妙です。
何気ないような音なのですが、実にバランスの良いを聴かせてくれるのです。
先入観だけでは語る事の出来ない音色。
これこそ実物を聴いてみないと分らない世界です。
音とはどういうものか、と言うことを良く理解されている方に聴いて頂きたい。