S市Kさん宅へ V o x a t i v Ampeggio Signature 。
2015年 04月 20日
最初からいきなり良い音で鳴ってくれるので、これには驚きです。

S市のKさんは、もう25年以上のお付き合いになるお客さんです。
最初の頃は、いわゆる普通のコンポで聴いておられたのですが、
そこからのお付き合いで、その後色々な製品を買って頂きました。
Sonus faber エレクタ アマトールもその中の一つでした。
そして今回、ボクサティブ・Ampeggio Signatureの導入です。
EMT 930st、エソテリック P-0、
マッキントッシュ C2200G・MC2000、
この組み合わせでどんな音がするのだろうか・・・・。
事前にマッキントッシュのMC275Ⅵで鳴らした音は確認しているものの、
お部屋の環境や周辺機器との兼ね合いで、
最後の最後までどんな音になるのかはわかりません。
しかし、その心配は無用でした。
音を出した瞬間に、おお!やっぱり良い音だ・・・、と言う感じなのです。
どうして一発のユニットでこんな音が出るんだろう、
ボクサティブは、素晴らしいの一言に尽きるスピーカーです。
Kさんは、ニューオーリンズジャズを中心に聴いておられるのですが、
このボクサティブを導入した事によって、古い音源の再生はJENSENで、
80年代から現在までの録音はボクサティブで、
と言う様な感じで鳴らし別ける事が出来る様になりました。
『時代の音楽は、時代の装置で蘇る』
これは開店当初から変わらない当店のキャッチフレーズですが、
まさにその通りだな、と感じさせてくれる音の鳴らし別けが出来ます。
50年代60年代のニューオーリンズジャズは、
やはりJENSENで聴いた方が雰囲気が有るのです。
80年代も含め、比較的新しい録音を聴くと、
やはりボクサティブの方が合っている、という感じがします。
もちろん、どちらのシステムで聴いても良い音なのですが
音の佇まいが違うのです。
■極端な例を挙げますが、
SPレコードを最新のオーディオ機器で聴くと、録音の古さが目立ちます。
でも、それをクレデンザなどの蓄音機で聴くと、
とても良い音楽として聴く事が出来ます。
ここで分って頂きたい事は、良い音楽として聴く事が出来る、と言う事です。
演奏も、録音も、録音機器も、再生装置も、その時代と共に変化をしています。
そして、その時代の音楽を聴いてみて分かる事なのですが、
その時代の装置でなければ出す事が出来ない良い雰囲気の音楽を
聴く事が出来るのです。