German Physiks TROUBADOUR 80 とELAC SUB2070 を納品しました。
2015年 06月 14日
N市Kさん宅へ、German Physiks TROUBADOUR 80 とELAC SUB2070 を持ち込みました。

この組み合わせはなかなか良いですよ。
ELAC SUB2070はTROUBADOUR 80の為に作られたサブウーファーなのか、
と思うぐらい、見た目もサイズも音もフィットしています。

TROUBADOUR 80 + ELAC SUB2070 を
正確にセッティング、調整をしました。
ELACに最初からついている機能の
オート・キャリブレーション(自動音場補正)で調整。
この時点でほぼ違和感の無い音場が出来上がります。
その後は、パラメトリック イコライザー・SONATA OP-1で微調整、
全体の音のニュアンスを調整します。

これならおおむね良好です。
ここで注意しなければならないのは、
多少のピークディップはあまり気にしない事です。
今は簡単に測定出来てしまう、と言うのが問題でありまして、
データだけを信用して聴く耳を持っていない人が多すぎるのです。
確固たる信念を持った耳を育成しなければ、最後の音のキメは出来ません。
ここだけは場数が勝負の世界なんです。
僕たちは、色々なシステムで、色々なお部屋で、色々な電源環境で、
色々なソフトで、数えきれないぐらい色々な音を体験してきています。
こういう時にその経験が活かされるのです。
試しに、お客さんの居る前で特性を揃えてみましたが、
やはり何となく違和感の有る変な音が出てくるんです。
お客さんもそれには納得されていました。
でも、もし僕たちが居なかったら、茶ノ木畑、に入ってしまった事でしょう。
ここが難しいんですね。
独断と偏見で音を出している人が如何に多い事か、
僕たちが色々な方の家に回って感じる事は、正直なところ、これなのです。
それで何も感じない人はかなりの重症ですが、
たいていの方は首を傾げてお店に遊びにいらっしゃいます。
で、耳をリフレッシュしてお帰りになるか、泣きついてくるか、なのですね(笑)。