JBL オリンパス S8R メンテ完了。
2015年 07月 11日
オーディオファン垂涎のスピーカーシステム。
JBL オリンパス S8R のメンテが終了しました。

ドライバー部のスラントホーンも、ねじ止めのタイプです。
ウーファーのエッジは、ランサロイでしたが
カチカチになっていたのでウレタンに交換しています。
オリジナルマニアの方はここがちょっと気になるところかもしれませんが、
カチカチの白いエッジで強引に鳴らしているよりはこの方がずっと良い音です。

スピーカー端子も数個傷んでおりましたので、思い切って全て交換しています。
オリジナルと同等のプッシュ式ターミナルですが、金メッキタイプにしています。
■JBL オリンパス S8Rは、
ウーファー LE15A、パッシブコーン PR15、ドライバー 375、
ツイーター 075、ネットワーク LX5/N7000、
という、いわゆる黄金の組み合わせになっています。
キャビネットの材質がボソボソになっているオリンパスを良く見掛けますが
このオリンパスはしっかりしています。
早速お店で鳴らしておりましたが、やっぱり良い雰囲気で鳴ってくれますね。
この様な往年の名機を聴いて何時も思う事なのですが、
どういう音楽をどういう雰囲気で聴かせるか、と言う事が重要であって、
特性がどうのこうのとか、そう言う事ではないのです。
この時代の製品しか出せない音、と言うものが有るんですね。
見た目、出てくる音、この時代の機器は独特の佇まいを感じさせてくれます。
お客さんもやはり同じ事を考えている様で、
お店で鳴らしていたら、速攻で売れてしまいました。