トランスローター・ダークスター 絶好調です。

トランスローター・ダークスターは大変良い音で鳴っています。

水平を出すにしてもセットアップがし易いプレイヤーです。
操作性もなかなか良い、いろいろな角度から見て使ってみて
バランスの良いプレイヤーに仕上がっています。

■調整を追い込んでいきましたが、
ＰＮＡＴＡＮＵＳＵ ２.０の性能とＳＭＥ・Ｍ２の調整のし易さも相まって
かなり優れたトレース能力を発揮しています。

◎ジュンコ／木村純子ピアノ・トリオ（プロデューサー＝菅野沖彦）
　このレコードはかなりピュアな音で録音されています。
　ピアノのタッチと丁寧な響き、小気味の良いベースの音色、
　全体を通して感じる歪感の無い静寂な雰囲気、
　この風合いを再生するプレイヤーは有る様でなかなか無いです。

　プレイヤー本体、トーンアーム、カートリッジ、などなど、
　製品の組み合わせによっては歪っぽいピアノに聴こえる場合が
　有るのですが現在の組み合わせではそれを感じません。

　これはPLATANUS2.0の作り込みの良さと
　ダークスター本体の持っている減衰特性などが
　かなり効いている様な気がします。

◎ジョージ・セル　ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」
　エグムントでは、重厚で緊迫感の有る演奏をうまく表現しています。
　このレコードは僕のお気に入りのレコードの一つですが
　せっかくの演奏が軽々しくなってしまうプレイヤーも時々有るのです。
　しかしこの組み合わせで聴くとそういう感じがしません。
　とても落ち着いた音楽を再生してくれます。