BESPOKE AUDIO Passiv Pre-amprifier を試聴しました。
2016年 06月 20日
BESPOKE AUDIO Passiv Pre-amprifier。
ミュンヘンのハイエンドオーディオショーでも
大変注目を浴びていた製品です。
輸入商社の営業さんが持ってきてくれたので早速視聴してみましたが
実際に試聴してみて、なお驚く事となりました。
ボリュームコントロールは信号減衰作用(TVC)のみで行う。
※47ステップのボリュームコントロールが可能。
トランスは蜜蝋を充填した美しいミューメタル合金製の容器に
収められています。
を使用し、その1本1本は天然コットンで絶縁されています。
配線を束ねる素材にも化学材料は一切使用せず皮革や綿糸といった
天然素材を使用し、付帯音の少ないナチュラルな音質を追及しています。
まず驚くのは、パッシブ型とは思えない音だという事です。
パッシブ型は余計な回路が無いから音がピュアなのだ、とか、
色々な事が言われております。
この手の製品はいろいろ聴いてきましたがどれも音が痩せてしまう
というのが僕の個人的印象なのですが、
しかしこのBESPOKEは違います。
音の厚みが増して質の良い音になります。
上手く言えませんがすごく心地良い音になるのです。
これにはびっくりです。
トランスケースに蜜蝋を充てんするとか、
配線材の絶縁材に天然素材を使うとか、
徹底して天然素材にこだわっている結果なのだろうか。
パッシブ型プリアンプの概念を
根底からひっくり返してしまう音という印象です。
とにかく素晴らしい。
オーディオというのは終わりのない世界なんですね。