今回の製品は ここに掲載するかどうか微妙な位置にある製品ですが
ヴィンテージオーディオ・喫茶部 に掲載する事にしました。
想像よりずっと良い音で鳴ってくれました。
やっぱりトーンアームは新品が良いですね。
どういう経緯でどういう使い方をされてきて今ここに有るのか分からない
と言う様なトーンアームでは、もし良い音が出なかった場合
何を信用して良いのか分からなくなります。
オルトフォンRMG212のオリジナルともなると
いつもの話ですが半世紀近い時が経過しています。
その間このアームはどういう人生を送ってきたのか、
と考えると、個体差が有って当然の事なのです。
しっかりとしたメンテをしてそれを蘇らせようと思うと
中古で買ったアームの価格にメンテナンス費用を足す事になるので
場合によっては新品を買うより高くなってしまいます。
そんな事も有ってメンテナンス費用というものも
なかなか理解されないのが現状です。
中古製品がいっぱい出回っていて
それなりの相場みたいなものが有るので
メンテ費用と言っても理解されないのは致し方ない事なのですが、
でも本当にその製品の良い状態を保とうとすると
それぐらいの費用は掛かるのです。
先日もお客様お手持ちのFR-64Sをオーバーホールに出しましたが
それなりのメンテ費用が掛かりました。
それでも外観に傷があったりしたらそれは直らない。
今回も新品のRMG212ⅰを取り付けてみて、
やっぱり新品のアームは良いな、と改めて感じました。
サウンドピットではビンテージプレイヤーに合うアームという事で
オルトフォンのRMG309ⅰ、RMG212ⅰを相当数在庫していますが
やはり新品のアームは音の粒立ちというか鮮度が違います。
オリジナルも良いのですが、
安心できる新品を選択するというのも一つの考え方ですね。
幸いオルトフォンのトーンアームは
物凄く高いというほどの価格ではないから手が出しやすいです。