電源環境関連製品については、ちょっと前に各社出揃ったと思っていたのですが
今になってまた色々出てきています。
このラックスマン ES-1200もその1つです。
ラックスマンの営業マンが持ってきてくれたので早速試聴してみました。
■LUXMAN ES-1200です。 (左上に載っている製品)
リンデマンのプリとエソテリックのK1の電源だけES-1200を通して試聴してみました。
パワーアンプは今まで通りのコンセントから電源を取っています。
パワーアンプは、エアータイトのATM-300Anniversary。
スピーカーは、音の変化がはっきり聴き取れる
ボクサティブ・アンペジオシグネチャーを使用しています。
■試聴風景です。
ラックスマンES-1200を通すと明らかに音の見通しが良くなります。
もともとの電源タップから直に電源を取ってみたりES-1200を通してみたり何度か試聴を繰り返しましたがやはり感じる事は同じです。
今まで通りの電源タップから直接電源を取ると少し荒い感じがします。
ES-1200を通すと、音に付き纏っている棘みたいなものが無くなるのが分かります。僕が聴いた感じでは見通しが良くなるので奥行き感が増して聴こえてきます。
この手の電源アクセサリーを通すと音が奇麗になったのは良いけれどついでに音楽の勢いまで無くなってしまうと感じていたのですがこの製品はそういう感じがあまり無いですね。
これはISOTECの製品でも感じた事なのですが今までの電源関連アクセサリーのイメージをそのまま当て嵌めるのは間違っているなと感じました。
後発メーカーの強みというか良く研究されていますね。
いわゆるリジェネレーターではない、というところがミソです。
理屈はどうであれどんな環境でも同じ様な効果が得られるかを期待したいと思っていますがお店で聴いた限りでは好印象です。
これから色々なお客様宅へ持ち込んでみてどの様な変化をもたらすか検証してみたいと思っています。
メーカーのホームページから抜粋:ES-1200は、電源の歪やノイズを取り去り、オーディオ機器にとって理想的な電源エネルギーを作り出す電圧補正型のクリーン電源システムです。
入力された電源は、内蔵されたPCMデジタル50kHz/16bitの高解像度サイン波形データ (50Hz/60Hz自動切替) と精確なタイミングで比較され、その差分演算出力のみを補正信号として処理する新開発のシンクロナイズド・デルタ・コレクター・サーキット (サイン波形差分同期補正回路) によって、徹底的に低歪化 (AC90~110Vの広範囲な入力電圧に対応) 。
出力を6パラレル接続のパワー素子によって増幅することで、最大1,200VA (内部損失分を含む) の電源電力を確保しています。
また、補正処理は電源のコールド (NEUTRAL) 側のみで行い、ホット (LIVE) 側の入出力間には直列に挿入される部品が存在しないダイレクト・カップリング方式を採用。
オーディオ機器のトランジェント特性を損なわない、負荷変動への高速応答性を実現しています。
さらに、ACアウトレットには2口ごとに独立した高周波ノイズフィルターを装着。
電源波形の歪補正のみならず、電源に混入した高調波ノイズの排除もおこないます。