下取品として入荷したマランツのMODEL 8 ですが
各所に不具合が有ったのでメンテナンスしました。

■メンテ完了したマランツ MODEL 8。
出力管のEL34はテレフンケン、6CG7はシルバニア、6BH6はGE の球になっています。
ブロックコンデンサーは新品に交換。
■真空管はこのチェッカーで点検しています。
■ブロックコンデンサーを含めて今回交換したパーツはこれだけです。
ブロックコンデンサーの裏側にはオリジナル・ブロックコンデンサーの代わりに日本ケミコンのコンデンサーがずらっと並んでおりました。
日本ケミコンが悪いというわけではないのですがここは音に影響してくるパーツですし底板を開けた時の景色が悪いのでブロックコンデンサーは新品に交換しているわけです。
シャーシーの上に突き出ていて嫌でも目に入ってくるコンデンサーですので
オリジナルのブロックコンデンサーにしたいところなのですが今となっては入手が難しいです。外装色こそオリジナルとは違いますが現在入手出来るコンデンサーとしてはこれが最良の選択と思っています。
その他、ビタQなど色々なコンデンサーが並んでいましたがリード線を途中で繋いだりと言う様な修理がしてあったのでその部分はすべて元からやり直して交換しています。

■外観は多少傷も有ってめちゃくちゃ奇麗と言うほどでもないのですが時代を考えればまあ普通といったところです。
■ランニングテスト中です。 芯の太い音がしています。この時代のマランツの音の神髄ですね。