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日頃の体験のメモです。


by sound-pit
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stst モータス Ⅱ DQ & Vertex トーンアーム 試聴しました。

エレクトリの営業さんが持ってきてくれたので早速試聴してみました。

stst モータス Ⅱ DQ &  Vertex トーンアーム 試聴しました。_b0262449_09582233.jpg
■セッティング 調整が終了したところです。

stst モータス Ⅱ DQ ダイレクトドライブ ターンテーブル。
stst Vertex スタティック バランス トーンアーム。
EMT JSD5G MCカートリッジ。
の組み合わせです。

強固で極圧の底板にフローティングサブシャーシーがマウントされています。

底板もサブシャーシーも堅牢で低レゾナンス素材の
高圧ラミネートボードを採用しているそうです。


stst モータス Ⅱ DQ &  Vertex トーンアーム 試聴しました。_b0262449_09582945.jpg
■とりあえずヌードの状態で聴いてみました。

やっぱりダイレクトドライブの音ですね。
開放感あふれた音がしています。

それと音の骨格がことのほかしっかりしています。
BARNEY WILEN のレコードを聴いてみましたが
切れが良くて重心も低く彫が深い、気持ちの良い音です。



stst モータス Ⅱ DQ &  Vertex トーンアーム 試聴しました。_b0262449_09584082.jpg
■板バネを利用して余計な振れを抑制しているところが良いですね。

フローティング サスペンションのプレイヤーなのですが
何時まででも揺れているという感じではなく振動の収束が速いです。


stst モータス Ⅱ DQ &  Vertex トーンアーム 試聴しました。_b0262449_09584609.jpg
■ここにコイルスプリングのサスペンションがセットされています。

コイルスプリングと板バネによってショックアブソーバー的動きを得ており
ばねの伸び縮みによる揺れを巧みに吸収しています。


stst モータス Ⅱ DQ &  Vertex トーンアーム 試聴しました。_b0262449_09590678.jpg
■サブシャーシーのバランスを取るカウンターウエイト。
なるほど、これ新しい発想です。

フローティングサスペンション型プレイヤーの多くは
トーンアームとカートリッジの重さに合わせて
ばねで調整してバランスを取っています。

しかしこのプレイヤーは
このカウンターウエイトを調整することによって
搭載するトーンアームの重量に合わせて水平を出す
という方法を取っています。

つまり、ヤジロベエというか天秤秤的に
バランスを取っているという事になるのです。

これは理にかなった方法ですね。
だから一度調整したら再調整の必要が無いのだそうです。


stst モータス Ⅱ DQ &  Vertex トーンアーム 試聴しました。_b0262449_09591809.jpg
■調整を終了したらキャビネットをセットします。

stst モータス Ⅱ DQ &  Vertex トーンアーム 試聴しました。_b0262449_09592807.jpg
■キャビネットを取付けました。
メカメカした機構部が見えなくなり普通のプレイヤーらしくなりましたね。

でも上の写真の様なメカ丸出しの見た目もそれほど悪くない。
ここは趣味趣向の問題でキャビネット無しも有りかと思います。

音質的にもキャビネット無しの方がやや開放的です。


stst モータス Ⅱ DQ &  Vertex トーンアーム 試聴しました。_b0262449_10154187.jpg
■最後に電源の比較をしてみました。

奥の黒い小さな箱が純正電源です。
手前の白いのは、いわゆる直流安定化電源装置です。

音の出方を比べてみましたが圧倒的に純正の方が良いです。

実はこの電源以外の直流電源装置でも試してみましたが
やはり純正電源の方に軍配が上がります。

小さくてなんとなく頼りなさげな純正電源ですが
恐るべし能力でした。




■ダイレクト ドライブで
フローティング サスペンションのアナログ プレイヤー。
思えば過去にあまり見当たらない組み合わせの製品です。

肝心の音がいまいちという事ではどうしようもないのですが
かなり高次元の音が出ていると思います。

カウンターウエイト式のサスペンションというのも
なかなかの発想です。

ちょっと注目のアナログプレイヤーですね。










by sound-pit | 2017-01-22 10:49 | ニューオーディオ