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日頃の体験のメモです。


by sound-pit
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S市Kさん宅へ NAGRA CLASSIC AMPを納品してきました。

少し前にNAGRAのCLASSIC AMPを試聴して頂いたのですが
この度お買い上げいただく事になりました。




S市Kさん宅へ NAGRA CLASSIC AMPを納品してきました。_b0262449_18313655.jpg
■NAGRA CLASSIC AMP がシステムに導入されました。

オーディオラックもオークの無垢材で特注したものです。
少々大きめのラックになってしまいましたが
下に設置してあるマッキントッシュMC2000の
放熱も考慮したサイズになっています。



S市Kさん宅へ NAGRA CLASSIC AMPを納品してきました。_b0262449_18314583.jpg
■入力系はアナログプレイヤーが主軸になっています。
EMTの930stでステレオレコード
EMTの927でモノラルレコードとSPレコードを
再生出来る様にしています。


NAGRAのCLASSIC AMPは
主にボクサティブのアンペジオシグネチャー
を鳴らしたいという事で導入されたのですが
セットアップ直後はすこし希薄な音というか
やや押し出し感の無い音でした。

色々セッティングの見直しをして
電源周りの配線方法を変えたりして
最後はお客様の求めている音が出る様になったのですが
オーディオというものは本当に難しいですね。

最終的にどこがどうなったのか、と言うと
それほど大きな変更は無いのですが
追い込んでいくと確実に音が変化していきます。

お客様の感想を聞き、
色々とセッティングを追い込み、
およそ3時間の作業で納得して頂ける音になったのですが
ただ単に製品を買ってきて、ただセットしただけでは
本当に良い音と言う風にはならないですね。

それぐらい音の環境を整えるという事は難しいです。
もちろん製品のエージングというものも有るのですが
それだけではないです。

お客様それぞれで音の好みは違うのですが
お客様が何を求めているのか
お客様がこの製品に何を期待しているのか
音を聴きながらお話をしながら音をまとめていく
これこそが僕たちの役目なんだなあ、
そんな事を強く感じた納品日でした。

音は育つと言いますが、
良い音が出てもその先どういう風にこの音が育っていくのか、
そこまで見通せるように調整しなければならないです。












by sound-pit | 2018-04-14 19:00 | オーディオルーム