人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日頃の体験のメモです。


by sound-pit
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

喫茶部にブロッドマンVC7を置いてみました。

ブロッドマンのVC7が届きましたので
早速喫茶部にセッティングしました。


喫茶部にブロッドマンVC7を置いてみました。_b0262449_18581565.jpg
■ブロッドマンVC7を試聴しています。

少しづつ位置を調整して向きを調整して
ようやく『VC7』らしい音が出る様になりました。

今回のVC7は試聴機の持ち回り品ですので
音を整えるのに時間がかかります。


オーディオ製品と言うのは
鳴らされて育つという部分が有りますので
パッと置いただけで全てを判断する事が出来ません。

しばらく鳴らし込んで、
個々のスピーカーの生い立ちも考慮して
この先どういう音になっていくかを考えながら
チューニングする必要が有ります。

そんな事有る訳無いだろう
と言うご意見もあろうかと思うのですが
僕が長年オーディオ店をやってきて
得た結論はこれなんです。

僕も下手の横好きで色々な楽器を触ってきましたが
全て3日坊主で終わっているので
偉そうな事を言えた柄ではないのですが
楽器に携わってきた方はみな同じことを言います。

楽器は弾き手の腕次第で良くも悪くも育つのだそうです。

そういう意味ではオーディオ機器も同じ、
と僕は思っています。

LPレコードやCDソフトなどの音源はもちろん
セッティングの仕方、スピーカーそのもののチューニング、
そのスピーカーを駆動するアンプなどで
スピーカーと言うものは良くも悪くも育つのです。

肝心なのは、この先この音がどう言う風に育っていくか、
を見抜く眼力が必要になると思うのです。

セッティングを追い込んでいくと
どこかにそのポイントが有るんですね。

そのポイントを的確に掴んで
そのあとじっくりと鳴らし込んでやる
という事が大事なんです。

じゃあ今現在のVC7が完ぺきな音で鳴っているか
と問われると絶対にそうだとは言い切れませんが
少なくとも到着直後よりはバランスの取れた音で鳴っています。



喫茶部にブロッドマンVC7を置いてみました。_b0262449_18582061.jpg
喫茶部にブロッドマンVC7を置いてみました。_b0262449_18582518.jpg
■僕は弦楽器の音が好きなので
ついついこのようなソフトを聴いてしまいます。

と言うか『自分が好きな音』に近づいてくると
こういうソフトが聴きたくなるのです。



喫茶部にブロッドマンVC7を置いてみました。_b0262449_18583028.jpg
■ロクサン ザクシーズ20 には、
EMTのTSD15 SFL/N を取付けて聴いています。

このカートリッジの音を、
古いタイプの音だという方もいらっしゃいますが、
適当に今風の繊細さも持ち合わせているし、
古いレコードも肌触りの良い音で聴かせてくれるし、
とっても良い塩梅で音楽を聴かせてくれるカートリッジ
ではないかと僕は思っています。


■現在の喫茶部の南側の壁面には
TANNOYのオートグラフ、
ボクサティブのアンペジオシグネチャー、
オーシャンウエイのAS-1、
ロジャースのLS3/5A+AB1、
ブロッドマンのVC7、
と言うスピーカーが並んでいますが
どれもこれも良い意味で『ため』の効いた音を聴かせてくれます。

具体的に言うと適当に音の余韻が出ていて
妙にツルツルの音にならない音色で鳴っています。


上手く表現できませんが
音と音の間にも音が有るというか
余韻が重なり合って豊かに響いてくれているというか
そんな感じの音で鳴ってくれるスピーカーばかりが並んでいます。

弦楽器独特の少しザラッとした質感の音色も
うまく表現してくれています。







by sound-pit | 2018-04-27 19:51 | 喫茶部 日々の動き