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日頃の体験のメモです。


by sound-pit
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ガラード401・3本アームシステム制作。

お客様の要望でガラード401プレイヤーシステムを制作しました。



ガラード401・3本アームシステム制作。_b0262449_14325145.jpg
■左がFR64S、奥がSME3012R、右がオルトフォンRF297。

FR64Sは当店で修理を受け付けた物ですが
オーバーホールに近いメンテナンス内容になっています。
FR64Sはぎりぎりで取り付け可能でした。

SME3012Rはアームに傷が有ったのでアームとナイフエッジと
ベアリングと内部配線とコネクター部を交換しておりますので
ほぼオーバーホール状態になっています。

RF297は当店でお買い上げいただきましたが初期モデルのアームです。

3本アーム仕様は何も考えずに取り付けると
アーム同士が干渉する場合が有りますので
よく考えて位置関係を決める必要が有ります。






ガラード401・3本アームシステム制作。_b0262449_14325825.jpg
■FR64SにはオルトフォンのSPU-GTE
SME 3012RにはSPU-GE、
RF297にはSPU-AE、を取付けて音質点検しています。

全てのアームの調整が合うとやはりそれぞれ良い音が出ますね。

調整が一番難しいのはSME3012Rですが
オルトフォンのRF297は針圧調整以外触るところが無い様に見えて
実は調整が必要なんです。





ガラード401・3本アームシステム制作。_b0262449_14330335.jpg
■FR64S。

色々なカートリッジを楽しみたい場合は調整がしやすいです。





ガラード401・3本アームシステム制作。_b0262449_14332400.jpg
■SME3012R。

調整が結構面倒くさいのですが決まるとやっぱり良い音がします。






ガラード401・3本アームシステム制作。_b0262449_14331243.jpg
■RF297。
オルトフォンのAシェル用トーンアーム。

一見して針圧以外何も調整が無いのですが
SPU-Aを鳴らすとやっぱり独特の音の良さが有ります。

何と言ったら良いのか分かりませんが落ち着く音がします。





ガラード401・3本アームシステム制作。_b0262449_14333052.jpg
■実際にトーンアームをつけて鳴らしてみると
メンテしたつもりのガラード401も微調整しないといけないな
と言うところが出てきます。

やはりメカ物は実際にこうして鳴らさないと
分からない部分が有りますね。

これで問題ないと言えば問題ないのですが
やはりちょっとした事が気になってきます。

操作フィーリングもその中の一つです。
動くから良いだろうという事ではなく
操作した時の手触りが気になってきますね。









by sound-pit | 2018-10-07 16:37 | 喫茶部 日々の動き