ちょっとしつこいかな? と思ったのですが
やはり日頃仕事をやりながら感じた事なので掲載します。
今回は、ミュンヘン・ハイエンド・オーディオ・ショー視察
の時に買ってきた復刻のアナログレコード盤です。
そういえばこれも最初からレコードが歪んでいた(反っていた)ので
新製品の超音波レコードクリーナーKirmuss Audio(カーマスオーディオ)の KA-RC-1 と
レコード・フラットナー & レコード・リラクゼーション
AFI のflat. (フラット ドット) を使用して
レコードクリーニング・ リラクゼーションを施してみました。
■ベニー・グッドマン・オーケストラ フィーチャリング アニタ・オデイ(2枚組)。ライブ盤 (ドイツ)。
■最初からなんとなく埃っぽいしフニャフニャと曲がって(反って)いました。
■まずは、Kirmuss Audio(カーマスオーディオ) KA-RC-1 でクリーニングして乾燥させます。
■AFI のFlat. (フラット ドット)を使用して1枚目はRelaxコースだけ施してみました。
しかし処理を終えたレコードはやや反りが残ったままだったので2枚目はスタンダードコースを施してみました。
■アニール処理中を示しています。
スタンダードコースを施した方のレコードはやはりRelaxコースより反りが改善されました。
反りが改善されるのはもちろん、音も間違いなく良くなっています。
なるほど、この フラット・ドット と言う製品は面白いですね。
■ジュンコ/木村順子ピアノ・トリオ。AUDIO LAB.RECORD・菅野沖彦プロデュースのLPです。
このレコードも音の抜けが悪い感じになっていたのでレコードクリーニング・リラクゼーション を施してみました。
■はっきりと効果を感じられる変化を得る事が出来ました。
やっぱり音の抜けが良くなり音楽全体が活き活きとしてきて心なしかピアノの音の歪感も減っています。
『赤い鳥物語』もそうでしたが明らかに音が改善されますね。
■9月25日のブログに掲載したテレサ・テンのLP。今日も聴いてみましたが音の違いはそのままです。
静電気除去の様に一過性の効果ではない、と言う事がこれで証明されたような気がします。
■これでレコードクリーニング・リラクゼーションについての掲載は3回目になりますが、ブログに紹介しているのはほんの一部で、実は色々なレコードでテストを繰り返しています。そしてどのレコードも一定の効果を確認してきました。
では、どのくらいの音の違いが有るのかと言うとこれは表現が難しいです。
デジタルファイル再生で言うならWAVとFLACどころではないWAVとMP3を聴き比べているぐらいの違いでしょうか。
しかしこの表現ではアナログファンの方にはピンとこない比較になりますね。
どう説明したら良いのでしょう。同じメーカーのカートリッジで10万円のカートリッジと30万円のカートリッジを聴き比べた時ぐらいの違いが有ると言った方が分かりやすいでしょうか。
とにかく元のレコードがきちんとしていないとどんなカートリッジを使おうと、どんなトーンアームを使おうと、どんなフォノイコライザーを使おうと・・・、拾っていない音は絶対に音となって出てきません。
要になるところのVINYLをストレスから解放してやると言うリラクゼーションは大切な作業の様に思えてきました。
■この先はクラシック音楽のレコードも順番に
リラクゼーションを施していきたいと思っています。
※おまけの話。当店の若手がボブ・マーリーのレコードもやってくれと言うのでフラット・ドットのスタンダードコースを施してみました。
レコードの反りが直ったのはもちろん歴然とした音の違いが有ったそうです。