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日頃の体験のメモです。


by sound-pit
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YL音響・オーケストラ、喫茶部で鳴っています。

YL音響・オーケストラ、喫茶部で鳴っています。_b0262449_10200286.jpg
YL音響・オーケストラ、喫茶部で鳴っています。_b0262449_10200919.jpg
■YL音響 ORCHESTRA。

4WAY オールホーン スピーカーシステム。

音が出せるまでのメンテが完了しましたので、
ただいま喫茶部で音出し中です。

ドライバーの不具合が有りましたので
当店が長年信頼を置いている業者さんに依頼して
メンテナンス完了。

ネットワークのコンデンサーが
不良だったため一部交換。
その他、気になるところは修理点検。

まずは、元々こうであっただろう
という音が出る様になりました。

外観などはまだ手を付けていない状態です。
下手に塗装などをしてしまうと
元の音が判らなくなってしまうので
現状で音出しです。



■現時点での印象。

最初はほこり臭い音が出ていたのですが
鳴らしていくうちにネットワークもユニットも
キャビネットも徐々に鳴る様になってきました。

一番最初に
キースジャレット・ケルンコンサート
を聴いてみたのですが
キンキンのピアノの音がしていました。
でも今は普通のバランスで鳴っています。

色々な音楽を聴き進めていますが
クラシック音楽はもちろんジャズもポップスも
なかなか良い音で鳴っています。

これだけ大きなキャビネットなのですが
聴感上すごく低域が伸びている
という感じはしない。
しかし、音楽を聴くには
十分な低音は出ていると思う。

この部分はもう少し広いところで
鳴らしてみないと何とも言えない。

構造的には ALTEC・A7 の様な
フロントホーンになっているので
接近して聴くとそういう風に聞こえる
のかもしれない。
というか多分そうだろう。


全体的に粘りの有る音という感じではなく
サラッと音楽を奏でるタイプのスピーカー
というのが第一印象だったのですが
鳴らし込んでいくとその表情も
変わっていきます。

今現在
ラフマニノフのピアノコンチェルト №2
を聴いているのですが
とてもなめらかな音で鳴っています。
オケもピアノもなかなか良い。


金管楽器、木管楽器、の表現は
とてもいい感じですね。

僕の好きなザビーネ・マイヤーの
クラリネットの音も良い感じです。



どんどん色んな音楽を鳴らしていく。

Star Box Tony Bennet

トニー・ベネットの声も良い感じ。
というか、違和感なし。
トニー・ベネットはこういう声だよね。

あれ! この人こんな声だったかな?
という感じは無い。

要するに
バランスの取れた音がしている
という事ですね。

もちろん全然癖が無いか
というとそうではない。

JBLやTANNOYが
それなりの良さを持っている様に
YLのスピーカーもYLの音が有る。

これは、画を描く人、写真を撮る人、
の感覚に似ていると思う。

みな同じものを見ているのに
表現はそれぞれなんですね。

その中で自分の好みを見つけていく。

オーディオも同じだと思うのです。











YL音響・オーケストラ、喫茶部で鳴っています。_b0262449_10484282.jpg
YL音響・オーケストラ、喫茶部で鳴っています。_b0262449_19273809.jpg
■ウーファー。  ATOMIX W-1601。
フロントホーン式。





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YL音響・オーケストラ、喫茶部で鳴っています。_b0262449_19274319.jpg
■中低音ドライバー。  YL音響 55000。




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■中高音ドライバー。YL音響 M-550。





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■高音用ドライバー。 YL音響 SH-180。





■YL音響 ORCHESTRA を聴いてみて思う事。

サウンドピットを開業してから
38年になろうとしていますが
その前は某メーカーの
サービスマンをやっていました。

そのまた前はというと、
あるメーカーのオーディオ担当営業マン
をやっていました。

またまたその前はというと、
いわゆるラジオ屋といわれる時代に
そのラジオ屋の息子として生まれています。

言ってみれば母のおなかの中にいるときから
音に関わって来たという僕。

その生い立ちは別の機会にお話しするとして
思えば色んなものを聴いてきています。



今から40年前後ぐらい前の事だろうか、
YL音響その他のホーンシステムを
何度か聴く機会が有りました。

コンクリートホーンとか、
部屋が丸ごとキャビネット
になっているようなシステムとか、
建物そのものがホーンになっているとか、
色々な場面で究極のオールホーンシステム
みたいなものを聴いてきましたが、
一体どれがYL音響(その他メーカーも含む)が
目指す音なのか良く分からない
と思った事が有ります。

YLのユニットを使っているのは間違いないけれど
聴くシステムよって全然音が違うのです。

そりゃそうでしょう。
部屋の環境も違えばシステムの構成も違います。


しかし今回のORCHESTRAの様な
メーカーが作ったシステムを聴いてみると
YL音響がどういう音を目指していたのか
なんとなく分かるような気がします。

真摯に音と向かい合っていたんだな
という事がこのシステムを通じて
伝わってきます。

このスピーカーシステムは
間違いなく日本のオーディオメーカーの
良い時代の製品です。








by sound-pit | 2020-02-16 16:17 | 喫茶部 日々の動き