オーディオ・ノート M7Heritage
2020年 03月 17日


■オーディオ・ノート M7Heritage。
※オーディオ・ノート ホームページより。
全ての音に浸透する品位
オーディオ・ノートの美意識はここに凝集される
プリアンプをオーディオシステムの
気質を決めるコンポーネントと位置づけ、
付加機能は極力持たせない
シンプルな伝送経路で構成しています。
高品質ヴォリュームを厳選し、
自社製造のアッテネータや
純銀箔コンデンサをはじめ
オリジナル配線材SSW(Silk Silver Wire)など
多くのカスタムパーツを使用しています。
伝統的にシャーシ基幹部には純銅を採用。
また全ての製品は熟練の技術者による手配線で
丹念に製造されています。
システムの中核に存在することで
あらゆる音楽を緻密に清冽に描出し、
馥郁たる気品をたたえた音楽世界へと昇華させます。
オーディオ・ノートの歴史と共に
歩んできた伝統のプリアンプ「 M7 」。
1980年代後半には
真空管式のプリアンプ「 M7 TUBE 」へ進化し、
同時期に発表したパワーアンプ「 ONGAKU 」
と共に名声を得てきました。
特にヨーロッパでは
今でも根強いファンが存在するM7 TUBE。
その躍動的な音のイメージを維持しつつ、
現在の技術でさらに磨き上げたのが
M7 Heritageです。
試聴を重ねた高品位なパーツ群と
熟慮した回路構成により、
基本的な性能を向上させ
現代のシステムとの接続性も向上しています。
生命感あふれる音質に加え、
広く安定した音場と低ノイズレベルを
実現しています。
伝統を最新の技術で再構築したM7 Heritageは、
オーディオライフに新鮮な楽しみを
再び蘇らせるでしょう。

ただいま 喫茶部にて
聴いていただく事が出来ます。
今まで展示しておりましたG70とは
また違った表情を聴いていただく事が
出来ます。
また、M7 Heritage は
フォノイコライザー部も搭載しておりますが
アナログの再生も秀逸です。
このM7 Heritage
ぜひ喫茶部で聴いてみてください。
僕は空気感という言葉を多用しますが
なかなかその音を説明できないです。
場の雰囲気というか漂う様な空気というか
そういうものの再現能力に優れているのが
この M7 Heritage プリアンプではないか
と感じます。

■特徴
M7プリアンプの
躍動的な音のイメージを維持しつつ、
現在の技術でさらに磨き上げたのが
M7 Heritageです。
M7プリアンプの躍動的な音質に加え、
広く安定した音場感と
現代的な低ノイズレベルを
実現しました。
フォノ回路はSRPP+プレートフォロアの
2段NF回路にカソードフォロアを追加し、
低インピーダンス出力かつ
RIAA偏差を極小にしました。
ライン回路は
パラレル動作のプレートフォロア、
カソードフォロア直結方式とし、
低インピーダンス出力で音の鮮度と
ダイレクト感を確保しました。
G-1000でも採用した
シャント型ヒーター回路を搭載し、
電圧変動にも強く理想的な動作条件を
確保しました。
■フォノアンプユニット
フォノアンプ部のモジュール化により
手組配線の良さと、プリント基板なみの
経路の短さを実現しています。
モジュール付近に
デカップリングコンデンサを
左右独立で配置して
シグナルループを極小化しています。
初段は
ECC803S(12AX7)のSRPP回路を採用し、
2段目のプレートフォロアと
3段目のカソードフォロアには
6072(12AY7)を採用しています。