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日頃の体験のメモです。


by sound-pit
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O市Kさん宅 日本音響エンジニア ANKH-Ⅰ 納品しました。

O市Kさん宅 日本音響エンジニア ANKH-Ⅰ 納品しました。_b0262449_19202635.jpg
■タンノイ オートグラフ(モニターRED)
スピーカーとスピーカーの間に
ANKH-Ⅰを4セット並べてみました。

ANKH-Ⅰは一枚の幅が60㎝ですので
ANKH-Ⅰ全体の幅は2.4mになっています。

もともとこの部分には
音響パネルが置いてあったのですが
どうも思うように鳴らないという事で
ANKH‐Ⅰに置き換えて
挑戦してみることになったのです。

このお部屋は
コンクリートのままのお部屋なので
何も無しでは反射が強くて音にならない。

そんなことで
今まで苦労をされてきたのですが
今回のANKH-Ⅰで
ようやく音が落ち着いた様な気がします。

このANKH-Ⅰは
奥のポールが相当太い物で
成り立っている事もあり
かなり重い製品となっています。

そういう事も有って、
スピーカーの音圧で揺さぶられる
という事もほとんど無いと感じられる。

結果的にすっきりとした音になり
今まで付き纏っていた付帯音的な鳴りも
収まりました。

これはたぶん
前に使っていた音響パネルが
音圧に揺さぶられて鳴いていたのではないか
と想像されます。



■正直なところ、
このANKH-Ⅰ程度では
コンクリート壁の反射は抑えきれない
と思っていたのですが意外や意外
抑圧感も無く開放的な鳴り方になり
ちょうど良い響きが乗るという音に収まりました。

なんでもやってみないとわからないな、
と思ったのが正直なところです。

このあとに
左右の壁面にもANKH-Ⅰを並べてみましたが
たくさん並べれば良いというものでもない
どんな事でも程度問題だなという結果になりました。

最終的には左右に2枚ずつ並べて
音が収まりました。




今回の事で思ったことは
やはりスピーカー側には
吸音パネル的な音響パネルは
あまり多く置かない方が良い。

出来れば拡散するタイプのもので
チューニングした方が良いという事。

吸音パネルを並べていくと
どんどん音が死んでいって
抑圧されたつまらないサウンドになります。

今回のANKH-Ⅰは
吸音するのではなく
拡散させるタイプの音響パネルなので
良い感じの音で収まったのではないか
と思います。



正直なところ
僕はこの類の製品はあまり好きではない。

でも、こういうタイプの音響パネルなら
部屋の作り直しとか改造という事を避けたい場合
一つの選択肢になると思った次第です。









by sound-pit | 2020-03-17 20:02 | オーディオルーム