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日頃の体験のメモです。


by sound-pit
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オーロラサウンド・PADA-300B 試聴できます。

オーロラサウンドのPADA-300B。

発売されてから一年以上経過した製品ですが
改めて試聴機をお借りしてみました。

と言うのも、
近々WE300Bの復刻が出る
という話も有りますのでこれを機会に
改めて聴いてみようという事になったのです。





オーロラサウンド・PADA-300B 試聴できます。_b0262449_12231406.jpg
オーロラサウンド・PADA-300B 試聴できます。_b0262449_12232186.jpg
オーロラサウンド・PADA-300B 試聴できます。_b0262449_12233693.jpg
■オーロラサウンド PADA-300B。

現在喫茶部にてTANNOYを鳴らしていますが、
ⅢLZ、コーネッタ、オートグラフ、
レクタンギュラーヨーク、どれを鳴らしても
破綻する事無くとても心地よい音で鳴ってくれます。

S/N感が良くて耳あたりの良い音、
品の良い穏やかな音が良いです。

ためが効いた低音が出るというか、
音の収束感が絶妙と言うか、
心地よい余韻が出てきます。

※出力管はTAKATUKIの300Bを使っています。




オーロラサウンド・PADA-300B 試聴できます。_b0262449_12244292.jpg
■入力段はFETとトランジスター
と言うハイブリッド構成のアンプ。

入力段と出力段は
ファインメットコアの段間トランスを採用。
300Bは交流点火。

セルフバイアスになっているので
真空管の交換はハムバランサーの調整のみでOK。

SN、周波数特性、歪み率に優れた
ディスクリートFETトランジスターで構築した入力段、
トランスカップリング、交流点火、
往年の直熱真空管300B プッシュプル、
新旧の考え方を巧みに組み合わせたアンプなのですが
とても良いバランスの音を聴かせてくれます。


音の送り出しは、

ガラード301と
SMEあるいはオルトフォンのアームとの組み合わせ
カートリッジもオルトフォンなど。

CD/デジタル系はWEISSのMAN301など

プリアンプはマランツ7。


■各機器を見ると
これまた新旧色々織り交ぜての組み合わせなのですが、
モニターGOLD には、何がなんでも古いアンプ、
古いプレイヤー・・・・、ではないですね。

TANNOYのモニターGOLDに
500WのDCアンプを組み合わせる
と言うのはどうかと思いますが
PADA-300Bのメインアンプは
なかなか良い組み合わせです。

この組み合わせの心地よい音色は
音楽ファンなら分かって頂けると思います。






オーロラサウンド・PADA-300B 試聴できます。_b0262449_12234298.jpg
■装備されている端子。

左からRCA入力、
バランスアンバランス入力選択スイッチ、
MUTEスイッチ、
バランス入力、
スピーカー端子、
電源ケーブル、
ヒューズ、
電源スイッチ、



■色々なアンプと聴き比べてみました。

Aと言うアンプ。
押し出しが強く、いわゆるごつい音、
積極的な鳴り方でこれも良いのですが
聴きごたえは有るものの長時間聴くと
聴き疲れもする。

Bと言うアンプ。
優しい音なのですが、
ここぞという時に食い足りない気がする音色。
もう少し彫が深い方が良いような気もする。

Cと言うアンプ。
良いバランスなのですが時々耳障りな音がする。
でも他は殆ど良いから許せる範囲。

PADA-300B。
全体的に滑らか、SN感は一番良い、歪み感も極小。
モノラルアンプなのでやっぱりセパレーションは良い。
とにかく耳あたりが良くて優しい音。

弦楽器のピチカートの音は
とても豊かな響きが乗って良い感じがします。


それぞれ良いところが有るし
スピーカーやプリアンプの組み合わせでも
表情が変わりますので
一概にこうだと断言はできませんが
PADA-300Bは優れたアンプです。


















by sound-pit | 2021-04-24 17:22 | 喫茶部 日々の動き