カレンダー
S |
M |
T |
W |
T |
F |
S |
|
|
|
|
|
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
邦楽『長唄』のLPレコード。
2021年 08月 09日
■日本コロンビアの長唄のLPレコード。
このレコード。お客様がお店に持ってきてくれました。
『お母さんが長唄をやっていたと聞いたからこのレコードは差し上げますよ。』
『え!本当ですか?』
自分としてもこの曲(松の緑)は特別でしたので
ご厚意に甘えて頂く事にしました。
■先日の事ですが、オーディオ製品納品後にお客様が掛けてくれたレコードを聴いて。
長唄ですね、この曲は松の緑ですね。歌詞も分かりますよ。
僕の母親が長唄をやっていたのでこの曲は何度も聴かされましたよ。いやあ~、懐かしいなあ~。
そうお客様に伝えるとそのあと話がが弾みます。
■それにしてもこんなにいい音で録音されているというのは驚きですね。
僕が小さい頃の話ですが
我が家では母の姉妹が集まるといつも長唄の練習をしていました。
そんな環境に育った僕は自分の意思とは関係なく長唄に親しんでいたとも言えますね。
そういう事も有って長唄はある程度知っています。口ずさむ事もできますよ。
そんな話で盛り上がったのです。
■この様な経緯でこのレコードを頂く事になったのですが、お店で鳴らしていて改めてその音に感動します。
どういう場所で録音したのかどういう機材で録音したのか録音技師はだれなのかそのような事は一切書かれていない。
書かれているのは唄方、三味線方、鳴物など、演奏者の名前と(名前をどういう風に言ったのか記憶にない)長唄の解説だけです。
しかしこのレコードの音を聴くと理屈抜きにすごい録音だと感じます。
その場の空気感はもちろん邦楽独特の間と言うのか演奏の緊張感がビンビン伝わってきます。
ピーンと張りつめた緊張感、本当にびっくりです。
良い音と言うか良い演奏には垣根が無い。ジャンルを超えた感動が有ります。無条件に聴き込んでしまいます。
邦楽の良さを改めて感じさせてくれるレコードです。
■演奏者の方々はもちろん
当時の日本コロンビアの録音技師そのほかのスタッフの技量に敬意を表したいです。
芳村伊十郎https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B3%E6%9D%91%E4%BC%8A%E5%8D%81%E9%83%8E
山田抄太郎https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E6%8A%84%E5%A4%AA%E9%83%8E