VERTERE(バルテレ)のアナログプレイヤー
MG-1の店頭展示機が入荷しましたので
早速セットアップしてみました。
ブランドの生い立ちなどは
取り扱い商社『タクトシュトック』の
HPをご覧ください。
https://www.taktstock.co.jp/products/vertere/
■梱包箱から取り出しました。
保護シートに包まれていますのでまずはこの保護シートをはがします。
■クリア・アクリル製の本体。
細部に渡って奇麗に仕上げられているところは流石。美しいです。
■先ずはセンタースピンドルのキャップ(プラグ)を外します。
■取扱書に従ってメインベアリングの内部を綿棒でクリーニング。
■取扱書に従って付属のオイルを12滴注油。
10~12滴と書いてありますが12滴注油。
メインベアリングの上部には多少オイルが多く入ったとしても受け皿の様になっているので溢れてくる事は無いでしょう。
この辺は以前の製品より改善されています。
■センタースピンドル部分。
奇麗に拭き上げてからメインベアリングにセットします。
■メインベアリングにセット。
■なかなか沈んでいきません。
色々なパーツを手にして思う事はすごく仕上げが奇麗で精度が良い事。
こういうところが良いですね。
セットアップしていても気持ちが良いです。
■センタースピンドルにターンテーブルをセットして手で軽く回します。
そうするとターンテーブルは静かに沈んでいきます。

■10分ぐらい放置してセンタースピンドルはほぼ沈みました。
■モーターはこの様に保護シートで固定されているので保護シートを外します。

■ターンテーブルがしっかり沈み込むまで放置。

■ベルトをターンテーブルに掛けます。
裏と表が見た目でははっきりと判別できないので以前に習った方法でベルトの裏表を判別してセット。
■バルテレ・MG-1で感動するのはこのターンテーブル。
回転していない状態で外周を指で押すとカタカタと動きます。
こんな風で良いのか? と思うのですが回転し出すとシャキッとして剛体の様に回り出します。
この設計と言うか精密な加工と言うか本当に神経の良き届いた部分が素晴らしいです。

■トーンアームの水平と言うか平行を確認。
もちろんプレイヤー本体の水平が取れているという事が大前提ですがその状態でトーンアームも水平にすれば自ずとターンテーブル面とトーンアームは平行になります。
取り付けたカートリッジは
EMTのTSD15SFL-LZ-N です。
オーバーハング、VTA、針圧、など、
全てを調整して音を出しました。
何が違うのだろうか、
と思うぐらい安定感の良い音がします。
この体からなぜこの音が出てくるのか
と思うぐらいです。
特筆すべきは搭載されているトーンアーム
『SG-1 TA MK2 ST』の機能。
共振周波数調整 / 針圧微調整リングです。
このリングを
どの位置にして適正針圧を掛けるかによって
音が微妙に変化します。
低域のダンピングなど
このリングで微妙に調整できるのです。
説明していると長くなりますので
ここでは割愛させていただきますが
この機能は良く出来ています。
カートリッジの音の特徴によって
微妙に調整できるのは素晴らしい。
今喫茶部にて鳴らしていますが
一度聴いてみてください。
システムは
プレイヤーシステム バルテレ MG-1
カートリッジ EMT TSD15SFL-LZ-N
プリアンプ オーディオノート M7 HERITAGE
メインアンプ オーディオノート SOUGA
スピーカーシステム ブロッドマン JB175
音楽的な音がします。