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トーレンス・リファレンス メンテナンス完了。
2024年 04月 01日
◼️兼ねてからお預かりしていたトーレンスのリファレンス、ようやくメンテナンス完了しました。
本当は塗装からやり直したかったのですがなかなか受けてくれるところがなく断念。
仕方が無いので外観の傷などは目を瞑って全体のメンテナンスをしました。
サスペンションワイヤー4本全て交換。サスペンションをカバーする金メッキの柱も交換。
シャーシー内部の充填材も含め交換できるものは全交換。
金メッキのネジ類もほぼ全交換。
コントロール回路のトランジスターなど怪しいと思われるパーツは全て交換。
しかしなかなか上手く動いてくれない。
最後までサーボ回路で悩み懐刀とも言える人にも手伝ってもらいようやく完成。
と思ったらまた調子が悪くなる。あーでも無いこーでも無い、結局回路の一部でリークしている部分を突き止めてようやく動作は安定。
トーンアームも分解修理組み立て直し。(一部外注)
アームベース板全部新品で作り直し。
金メッキのモーターカバーも再メッキ。
ベルトも新品に交換はもちろん、水準器もなかったので取り付け。
結論を言うと、これが本当のオーバーホールと言うのか、というレベルのメンテナンスに終わりました。
そして出てきた音はというと、ちょっとびっくりのパフォーマンス。
ただレコードが回っているだけの機械なのにこうも音が違うものか?
リファレンス、という名前を冠するだけの音がしています。
ひとつひとつコツコツとメンテナンスしていくねじひとつの締め方にも注意して組み立てる。という作業の大事さを思い知らされた結果です。
この製品は何度も目にしているし聴いてきたつもりでしたが別物と言って良い音に仕上がりました。