オーディオを考える

2018年 02月 17日

スチューダー９６１ミキサー　入荷。

珍しいスチューダーのミキサー

STUDER ９６１が入荷しました。

とりあえず点検をして音出しをしてみましたが

なぜいまだに人気のあるミキサーなのか良く分かります。

とにかく芯の太い音です。

聴き応えが有るというか

音が出た瞬間に、これはちょっと違うぞ、

と感じさせてくれる音です。

サウンドピット特注品と言うか特製の

ALTEC系同軸２WAYの励磁型スピーカーを鳴らしてみましたが

音の実体感が素晴らしいです。

■STUDER９６１可搬型ミキサー。外観もものすごく奇麗です。インプットモジュールは６系統です。
前オーナーはどういう使い方をしていたかと言うとこのミキサーをプリアンプとして使用していたのですがこの音を聴くとその使い方に納得です。
このミキサーは発売当時２００万円ぐらいの価格だった記憶が有ります。しかし出てきた音を聴くとその値段も致し方ないのかなと思うぐらいです。

６系統の入力ボードが有りますのでステレオ３入力（２CH×３）まで対応します。
つまり普通のプリアンプの考え方をすると３系統のステレオライン入力が有るという事になります。
フォノイコライザーさえ有ればアナログレコードも聴く事が出来ます。

■取扱説明書と言うか仕様書ですがめちゃくちゃ分厚いファイルになっています。
さすが業務用と言った感じですね。

■STUDER961をプリ代わりに使用してCDの音を再生中。
メインアンプはマッキントッシュのMC30レストア品。スピーカーはALTEC604系を励磁型にした特注品。
ツイーターのホーンは高域の改善を目指しマクソニックDS405のホーンを使用しています。

# by sound-pit | 2018-02-17 18:54 | 喫茶部　アンプ関連在庫

2018年 02月 17日

オーディオ・イン・フェスタ・ナゴヤ２０１８、視察速報。

オーディオ・イン・フェスタ・ナゴヤ２０１８

視察してきましたので速報を掲載します。

写真のみの掲載になりますがご容赦ください。

あいうえお順に掲載しております。

■アイシン高岡／TAOC　のコーナーです。

■アキュフェーズのコーナーです。

■エソテリックのコーナーです。

■キソ・アコースティクスのコーナーです。

■スペック、スフォルツアート、シーエスフィールド　のコーナーです。

■ソニーのコーナーです。

■ダイヤトーンのコーナーです。

■ティアック／TEAC　のコーナーです。

■ディナウディオ／DYNAUDIO　のコーナーです。

■デノン／DENON、マランツ　のコーナーです。

■デンソー・テン　のコーナーです。

■トライオード／TRIODE　のコーナーです。

■ナスペック　のコーナーです。

■ネットワーク・ジャパン　のコーナーです。

■ノア、アーク・ジョイア　のコーナーです。

■ハーマン・インターナショナル　のコーナーです。

■パイオニア、オンキョー　のコーナーです。

■メース　のコーナーです。

■ヤマハのコーナーです。

■ヨシノ・トレーディング　のコーナーです。

■ラックスマン　のコーナーです。

■以上、写真のみの掲載になりますが

オーディオ・イン・フェスタ・ナゴヤ２０１８

の速報として掲載しました。

# by sound-pit | 2018-02-17 17:58 | オーディオ・イン・フェスタ・ナゴヤ

2018年 01月 23日

TEAC 真空管式オープンデッキ・オーバーホール完成。

TEACの懐かしいオープンリールデッキ

R6000が手に入りましたので

自分の好き勝手に修理をしてみました。

オリジナルのパーツがどうのこうのという事ではなく

こういう風にしたらどういう音になるだろう、

経験からしてきっと良い音になるだろう、

と思って徹底的にメンテナンスしてみました。

販売しようなんて事は考えておらず

趣味として修理をしてみました。

メンテをお願いしたのは僕の先輩にあたるSさんです。

某メーカーのサービス担当をやっているころに

僕と机を並べていた先輩です。

■真空管式アンプ搭載のオープンリールデッキ　R6000。
先回ご紹介したR505より新しい時代のテープデッキです。http://soundpit27.exblog.jp/26374176/

とは言っても60年代の製品ですので既に50年以上経過していると言う事なんです。

■貴重な旧タイプオリジナルのヘッドが付いています。このヘッドが付いていないと意味の無いデッキなんです。
ヘッドが減って途中で交換されていたりするとこのデッキの良さが台無しになってしまうのです。

■ブロックコンデンサーはマロリーを使用しています。

■再生アンプ回路のコンデンサーはスプラグの物を使用しています。

■再生回路の真空管はテレフンケン。

■インプットRCA端子は新品に交換。
アウトプットもオリジナル状態ではフォンジャックになっているのでここもRCA端子に交換しています。

■本来は黒くて四角いマイクロスイッチでリバースのタイミングを検知するのですが、太ハブの時と細ハブの時では位置が違ってきてテープがスイッチに振れなくなるのでセンシング箔でリバースする様にテンションアームを交換してリレー回路を追加してオートリバースする様に改良しています。

■徹底的なメンテナンスが終了して音出しチェックしてみましたがこんなコンパクトなテープデッキから出ている音とは思えない素晴らしい音が出てきました。
テープデッキでなければ出せない音、真空管アンプでなければ出せない音、音と音が途切れなくつながっている様な感触、限りないダイナミックレンジ感、音の密度と音の説得力、この音の魅力は実際に聴いた人でなければ分からないと思います。

■アルビノーニ／４つのオーボエ協奏曲。

ハインツ・ホリガー（オーボエ）、

イムジチ合奏団、

マリア・テレサ・ガラッティ（ハープシコード）、

美しくそして伸びやかなホリガーのオーボエの音、

ついつい聴き入ってしまいます。

■ビル・エヴァンス　モントルージャズフェスティバル。

ビル・エヴァンス・トリオ、

エディー・ゴメス（ベース）、

ジャック・デジョネット（ドラムス）、

ビル・エヴァンス（ピアノ）、

音の躍動感、切れ味の良い音、

素晴らしい演奏が伝わってきます。

■ウエルナー・ミューラー・オーケストラ

PHASE 4 STEREO／新ホリデイ・イン・ジャパン。

ドイツ人指揮者　ウエルナー・ミューラーが率いる楽団。

リカルド・サントス　と言う別名でラテンやムード音楽の演奏も有る。

ラテン・ムード音楽・・・・、

何時の時代の音楽だ、と言いたくなりますよね（笑）。

しかし、とても軽快でリズム感ある、しかも雄大な演奏は

今聴いても魅力的だと感じます。

僕の父が所有していたアルバムなのですが

子供心に覚えの有る楽団です。

日本人が聴くと、ちょっと違うかな？　と言う、

なんとも言えない雰囲気の演奏なのですが

当時はすごく流行った楽団だったと聞いています。

ホリデイ・イン・ジャパンと言うＬＰレコード

（父が所有していたもの）

も僕が受け継いでいるのですが

ＬＰの演奏とはちょっと違うアレンジ

と言うところも聴きどころではないかと思います。

# by sound-pit | 2018-01-23 20:59 | 喫茶部　日々の動き

2018年 01月 22日

McCORMACK SIGNATURE CD　修理完了。

懐かしい　McCORMACK　SIGNATURE　CD PLAYER。

修理品が完了しました。

■McCORMACK　SIGNATURE CD PLAYER。
ダニエルヘルツのスピーカー・M10を買っていただいたお客様なのですが別の部屋に置いてあるマコーマックのシステムが気に入っているのでぜひとも直してほしいという事で預かってきました。
直るかどうか心配していたのですがピックアップ周りの修理とトレイ周りの修理で無事甦りました。
このCDプレイヤーはマランツのCDプレイヤーをベースに主にアナログ部分をマコーマック仕様にした物です。

■なんとも言えないしなやかな音が魅力のCDプレイヤーなのですが

その音が無事甦りました。
マコーマックは、ナスペック先代の社長が一生懸命営業していた製品です。
今思えばなかなか良い音を出していたメーカーでした。
このＣＤプレイヤーを聴いているとナスペックの先代の社長の事を思い出します。

# by sound-pit | 2018-01-22 21:19 | 喫茶部　日々の動き

2018年 01月 14日

ガラード301周辺とマランツSLT12の事。

■ガラード301ハンマートーン　プレイヤーシステム。
オーディオラックのベース板を新たにして設置し直しました。ついでにオープンリールデッキも再生出来るようにしています。
まるで40年ほど前にタイムスリップしたみたいな環境ですね。

時代考証をしたオーディオシステムで聴くこの時代の音楽・・・、見た目も音も、理屈抜きで良い雰囲気が出ています。

■マランツ・リニアトラッキングアナログプレイヤーです。
メカ式のリニアトラッキングアナロプレイヤーなのですが一切の動力を持たない内部のメカを見ると当時の設計者を尊敬してしまいます。

いまだにスムーズに動くアームには驚くしかないです。

演奏が終了すると針がリフトアップするのですが

その機構も動力無しです。

どういう動作原理かと言うとアームが最内周に来ると

マグネットでリフトアップさせる様になっています。

■このプレイヤーはかなり前から在庫しているのですが

お声がかかるとなぜか遠方のお客様ばかりという事で

いまだにお店に有るのです。

SLT12は、一応輸送ロックのねじはついているのですが

どうやって梱包したら良いか悩む製品です。

輸送中に調整が狂ってしまわないか心配なんですね。

ですから直接のお引取り以外はお断りしていたという訳です。

■マランツ SLT12 でバイオリン曲のレコードを聴いています。

再生するシステムは

プリアンプ　　マランツ７オリジナル。

メインアンプ　マッキントッシュ　ＭＣ２４０　オリジナル

スピーカー　　ＪＥＮＳＥＮ　Ｇ６１０　インペリアル

当然ですが音飛びも無く再生しています。

最後のリフトアップの仕方が面白いというか

からくり人形的な動きが当時を思い浮かべます。

# by sound-pit | 2018-01-14 14:50 | 喫茶部　日々の動き

2018年 01月 12日

アナログレコードプレイヤーのダストカバー製作　承ります。

お客様の要望でトーレンスＴＤ３２０の

ダストカバーを制作しました。

■ＴＤ３２０用ダストカバーを装着しました。厚さ４ｍｍのアクリル板(クリア)で制作しています。
ダストカバーを新しく作った理由は天板に細かい擦り傷が付いている事とヒンジの周囲にヒビが入っていたからです。

■先日納品したウエルテンパード・Versalex専用のダストカバーも制作しました。
アーム部分の切り欠きなど細かい部分の細工もしています。
※このカバーはヒンジ開閉式ではなく取外し式にしています。

■トーレンス・TD320はフローティングタイプのプレイヤーですので
　ヒンジで開閉する様にしても良いです。
　例：トーレンス・TD126やTD520、LINN・LP12など、　キャビネットとメカ部分がアイソレートされている製品は　直接振動が伝達しないので開閉式にしても良いです。

■ウエルテンパード・Versalexの様なリジット構造のプレイヤーは
　開閉式にすると音に悪影響を与えますので取外し式が適しています。
　リジット構造：　プレイヤーキャビネットに直接フォノモーターやトーンアームを　固定しているような構造の製品を言います。
　※取外し式にする理由は、スピーカーの音圧でダストカバーが振動し、　その振動がフォノモーターに伝わり、それをカートリッジが拾って　ループを起こすからです。　※具体的には音を著しく濁します。　

# by sound-pit | 2018-01-12 18:00 | その他

2018年 01月 12日

AIR TIGHT・ ATC5、ATM211、AVANT GARDE・ZERO‐TEIL ACTIV。

エアータイトのプリアンプ・ＡＴＣ５と

モノラルメインアンプ・ＡＴＭ２１１、

スピーカーはアヴァンギャルドのＺＥＲＯ-ＴＥＩＬＡＣＴＩＶ、

この組み合わせの音はなかなか良いです。

ぜひ店頭で聴いてみて下さい。

■プリアンプのＡＴＣ５は色々なスピーカーを鳴らしてくれます。

■Ａ＆Ｍの営業さんの了解を得て内部を撮影してみました。要所要所に高水準のパーツを採用しています。
ボリュームもセレクター類もなかなか良いパーツが使われています。
だから良いという事ではないのですがこのプリアンプの音は侮れない。
音楽に一番重要なボトム付近の音が充実していると感じます。

■アヴァンギャルド・ＺＥＲＯＴＥＩＬＡＣＴＩＶ。
ＣＤ、プリアンプ、メインアンプ、ケーブル類、全ての音の素性があからさまに表れてきます。
その中でも、エアータイト・ＡＴＣ５の音色が効いているという感じです。
※ケーブル類は主にヴィアードのケーブルを使用しています。

# by sound-pit | 2018-01-12 17:25 | ニューオーディオ

2018年 01月 09日

ガラード３０１ハンマートーン・３本アーム仕様を制作。

明けましておめでとうございます。

２０１８年初のブログ掲載です。

今年もよろしくお願い致します。

ここのところアナログプレイヤーの動きが激しいです。

喫茶部は試聴出来るプレイヤーが売れていってしまって

さみしくなってきています。

そこで昨年の後半よりほぼ３カ月掛かりになりましたが

ガラード３０１ハンマートーン仕様のレストアをして

２本アームのプレイヤーシステムを組みあげました。

■ガラード３０１ハンマートーンレストア機搭載のプレイヤーシステム完成です。
トーンアームはＳＭＥ３０１２の中古品とオルトフォンＲＭＧ３０９ⅰの新品を取付けています。

■外装のハンマートーン塗装は化粧直ししています。操作プレートも新品に交換、取り付けねじも新品に交換、内部のパーツもアイドラーやマウントゴムなどなど、交換しなければならないものは交換しています。

■ＳＭＥ３０１２にはオルトフォンのＣＧ２５Ｄ、オルトフォンＲＭＧ３０９ⅰにはＳＰＵ－ＧＴＥ、を取付けてみました。
この状態で試聴してみましたが重心が低く、押し出しが良く、密度の濃い音が出てきました。

■どうせならという事で、３本アームのシステムにしてみました。
もう一本ショートアームが取付け出来る様に下処理がしてあるベースだったので、どうせならという事でもう一本増やしてみました。増設したショートアームはオルトフォンのＲＭＧ２１２ⅰです。
このショートアームはアームが向こう側になっているので慣れないと操作がし難いです。ですので『ＡＬ１』と言うアームリフターも取り付けています。